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観光産業 コロナ禍以前の水準に近づく

コロナ禍の影響を受けなかった産業はほとんどありませんが、観光業界は特に壊滅的な影響を受けました。

観光業界にとって2020年が「観光史上最悪の年」となった上、2021年も世界各地で渡航規制が長期間続いたため、国際観光客はわずか13%しか回復しませんでした。

国連世界観光機関(UNWTO)によると、国際観光業界はコロナ禍からほぼ完全に回復しており、多くの国がコロナ禍前の観光客数と観光収入に到達、あるいはそれを上回っているそうです。

以下の表が示すように、世界の観光産業は2023年も回復を続け、国際観光客の数では、コロナ禍前のほぼ90%の水準まで回復したと考えられています。

コロナ禍前、世界の観光産業は数十年にわたりほとんど途切れることなく成長を続けてきました。
1980年の国際入国者数 2億7700万人から2019年には15億人近くに急増しました。過去数十年の2度の危機、2003年のSARSの流行と2009年の世界金融危機は、コロナ禍と比べれば些細な変化であったことがよくわかります。
今後新たな疫病の流行がないことを祈るばかりです。



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