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大陸別人口増加率(1900-2050)

わずか50年足らずの間に、世界人口は40億人から80億人へと倍増しました。

以下の表では、1900年、2000年、2050年(予測)の3つの時点における主要地域の人口を図式化しています。

大陸別人口(1900-2050年)

20世紀を通じて世界の人口増加を最も牽引したのはアジアでした。
1900年から2000年にかけて、アジアの人口は28億人増加しています。

長く中国がアジアの人口増加の主体でしたが、一人っ子政策などの影響により近年は人口増加が鈍化しています。このため、2023年にインドが中国を抜いて世界で最も人口の多い国になりました。

また、フィリピンやインドネシアのような東南アジア諸国もアジアの人口増を大きく牽引してきました。

2050年までに25億人に達するアフリカ

国連の中位出生率シナリオ(2050年までにすべての国が女性1人当たり1.85人の出生率に収束)では、アフリカは世界で2番目に人口の多い大陸となる見込みです。

ナイジェリア、エチオピア、エジプトの3カ国だけで、25億人の人口の約30%を占める予想です。

一方、北米と南米は人口増加が鈍化すると予想され、ヨーロッパは2050年までに人口が減少する唯一の大陸となります。
100年前、ヨーロッパの人口は世界全体の30%近くを占めていましたが、現在は10%以下となっています。

日本や韓国では少子化が大きな問題として懸念されていますが、一向に政府は有効な政策を打ち出せていません。今後、ますます世界経済から取り残されていくのでしょうか。



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