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アメリカのスポーツ・ベッティング・ブーム

大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手の専属通訳を務めていた水原一平氏が違法賭博に関わっていたとされる問題が発覚して日本でも大きなニュースとなりました。今回はその背景として、アメリカでスポーツベッティングが大きなブームになっていることをご紹介します。

アメリカ最高裁が、スポーツ賭博を禁止していたプロ・アマスポーツ保護法を違憲として5年、米国ではスポーツベッティングのブームが拡大しています。
米国ゲーミング協会(AGA)によると、スポーツベッティングによる純収入、すなわち賭け金の総額から賞金を差し引いた額は、2023年には109億ドル(約1兆6000億円)に達し、前年の記録を更新しました。
賭け金自体に関しても、2022年の930億ドル(約14兆円)から、2023年には約1200億ドル(約18兆円)に増加しています。
AGAによると、これまで合法であった州で賭け金が増えたことに加え、マサチューセッツ州やオハイオ州を含むいくつかの州で合法化された結果です。

大リーグのシーズン開始で、スポーツベッティングのかけ金が増える時期に入りました。

このような背景の中、水原通訳は許可を得ていない違法な業者でスポーツベッティングに大金を投入してしまったようです。
報道では違法な業者とは知らなかったとのことです。また、依存症は病気であるという研究も近年広まってきています。
水原通訳の今後に注目していきたいと思います。




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