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視力がおちて見えてきたこと

視力が落ちた。PCのせいなのだろうし、スマホのせいだろう。それは仕方ないことだ。メガネも買って、研修とか遠めのスクリーンを見るときにかけている。落ちたと言っても1.2→0.6くらいなので日常生活には問題がない。この記事はそんなメガネいるかなー、いらないかなーという視力の人のお話である(ストライクゾーンがせまい!)

視力が落ちて「かつて視力が良かったのに見えなくなってきたあるある」を感じている。大人になって初めてメガネをかけた人はわかるかもしれない。

まず、向こうから歩いてくる人をはっきりと認識できなくなってきた。それゆえに起こることが「ん?なかなかセクシーなお姉さんが歩いてきた…いや、おばはんやないか!」である。さんまは昔「40歳でFカップ、意味なーいじゃーん!」とテレビで言っていたが、今なら絶対に放送できない。いや、おばはんがダメと言いたいのではないのだ。それはセクシーなおばはんなのであってよいのだ。私が言いたいのは日常にサプライズが増えたということ。

知り合いが近くに来るまで気がつかない。昔から無駄に視野が広かったので、絶対に先に気づいて『しまう』人だった。会いたくない人を見つけちゃって気まずい思いをしたことは多々あった。今は「ワーオ!気づかなかった!久しぶり!元気だった?!」を演技することなくできている。

メガネをかけてわかったことは「実は世の中はこんなに美しいんだ!」と思えたこと。ぼんやりキレーだなーと思っていた夜景でもメガネをかけたら全然ちがう!5倍キレイ!昔はこう見えてたのかな?子どもたちは視力がいいからこの景色を見れてるんだな。弱くなった裸眼に少しさみしい思いはあるけども、メガネは偉大だとも思う。

逆にメガネをかけない方がよいと思うときもある。一つはかなり強いプレッシャーがかかる空間に身を置かねばならないとき。お仕事をする上で避けて通れないときがある。はっきりと見えないからやりやすかったり、気持ち的に助かるときもある。

メガネ初心者としてライブに行ったときは悩ましかった。かけた方が格段に良く見える!基本はかけるのだけど、ファンクラブシートでかなり前になったときは外した。ヘドバンしたら吹っ飛ぶというのもあるけど、なんか『この目で見たい』感が出てきた。

視力がおちて見えてきたことがある。ネガティブに言えば、失ってわかった『見える素晴らしさと美しさ』だけど、ネガティブなことだけじゃない。ぼやけてでもいま見えている景色を大切に感じたいと思えるようになった。メガネやスマホを通して見るとキレイに見えたりするのだけど、それとはちがった私だけの見え方があるのがおもしろい。

視力がもっと低くて視力矯正が必須な人は私のこの話には当てはまらないので悪しからず

おっと向こうからセクシーなお姉さんが歩いてきたぞ…

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