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何もかも欲しがり、何も手放したくなく、それでいてだいぶ息苦しそうな女たち

35歳から同年代、上はバブル世代くらいの女性と話をすると、何もかも欲しがり、何も手放したくなく、それでいてだいぶ息苦しそうな自分を自虐的に眺めているふうな人が少なくない。

きっと昔は人々はもっと身の丈にあった満足を知っていた。というより、圧倒的な情報量と選択肢の少なさから、比較対象も自分のごく周囲だけで完結していただけのことなのだけど。

情報は情報でしかなく、そのナマモノをどう摂取し、吸収するかは受け手の能力に委ねられている。
情報肥満で喉元までいっぱいな人がたくさん。好きな食べ物や必要な栄養素、エネルギー量が人それぞれなことは、ちゃんとわかっている賢い女性たちが、こと情報と、そこに紐つくボンヤリした誰かのシアワセについては、二流ホテルのランチブュッフェに放たれた貧乏学生のように、思考停止状態で手を伸ばす。

どうしてそうなってしまうのか。にはあまり興味がない。

ただ、賢く美しい人たちが、楽しそうでも幸せそうでもないのが、ちょっと悲しい。

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