匂いがしない話。

タイトル通り。
生まれつき匂いがしない。正確にはほとんどしない。

稀にわかる時もあるけど、ほとんどしない。
今までで感じられた匂いは
●コーヒー
●いろはすのあまおう味
●シュールストレミング(世界の匂い展で嗅いだ)
●臭豆腐(↑同じく)
くらい?…大体しばらくするとまた匂わなくなるけど。

匂いがしないってどういうこと?

って聞かれるけど「匂いがしない」終わり。
この世界に匂いがしない空間が存在するのかわからないけど、もしあると仮定するならばその空間にずっといるって感じ。
食べ物の匂いはしないと味がわからないんじゃないの?って聞かれるけど、味はある。さすがに(笑)
でも匂いが味を占めてるもの(有名なとこだとかき氷のシロップとか)は確かにあんまりわからない。

個人的に確かにわからないってなるのは
●お土産でもらうお菓子(牛タン味のスナック!とか)
●お酒(特に日本酒)
●飴ちゃん(柑橘類とそうじゃないかくらい)
●0キロカロリーの飲み物、ゼリー(その味しかしない)

かな?
もしかしたらその他にもわからない、もしくはわかっていないものもあるかもしれない…笑

匂いがしないとわからなかった

今でこそ「私は匂いがわからない」ってわかってるけど
その事実に気づくまに生まれてから12年かかってる。
じゃあ何で気づいたのか?

多分、小5か小6のとき。
クラスで一大のお菓子文具が大流行りした。
きのこの山とかアポロとかガリガリ君みたいなお菓子のパッケージが印刷してあるペン、鉛筆、消しゴムその他もろもろが流行った。

お菓子だからペンには匂いがしちゃってるわけで。
友達みんなが「良い匂い〜❤️」とかってやってる中
当時から匂いがしない私は何で?!と思いながら必死に周りに合わせて全くしてないのに「超いい匂い〜」とか言ってた。(バカ)

何で匂いがしないんだろう…?

そう思った私は大人に聞いてみれば良いものをなぜだか妹に聞いていた。

私「ねえねえ、このペン匂いする?」
妹「ん〜これはちょっと匂い弱いかもね〜」
私「弱いのか!(だから匂いがわかんないのか!)」

こんな感じで毎回答えられてたので(何回も聞くなよ)私は人より匂いに鈍感なだけだと本気で信じていた。

チーズチョコペン

違う違うそうじゃない〜。と気づかせたのは1本のペン。
チーズチョコペンだった。
これがとんでもなく臭い。(らしい)
いつもみたいに休み時間に仲良しの友達と集まって文房具を見せあいっこしたり、匂いを嗅いでたりしたら

くっさ!!!

そう言って騒ぎ出したのを今でも覚えてる。
そんな風に騒ぐもんだから何人か集まってきて怖いもの見たさで次々に嗅いでは、臭い!臭い!と悶絶してる。
そしてついに回ってきてしまった。私の番。
内心、これだけ臭いなら私でもわかるのでは…?!と
逆の意味でドキドキしながら嗅いだ。
もうここまで来たらお察しの通り『無臭』
でも嗅いだ友達はあれだけ悶えてたのに私だけ無反応はさすがにマズイ。ここでも必死に「くっさ!!」と演技をした。

あの日以来、私は「匂いがわからない人」なんだと
自覚して生きている。
そしていつの頃か覚えてないけど、両親にも伝えた。
反応すらも覚えてない。
(まあ12年間誰にも気付かれずに生きてきたんだから今更匂いがしないからといって大騒ぎする必要はなかったんだと思う。)

特にオチもなく、ただ思うままに書いただけ。

おしまい。



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