登っているのに低くなる
山では「優しい間(ま)」を感じやすい。
天気が悪くなりそうな方面に向かう登山者に出会ったら、
「今日はどちらまで行くんですか?」
「泊まるんですか?」などと声をかける。
山は街よりいろいろなことの垣根が低いのはどうしてだろう。
山に登る人みんなが、誰かが落としたゴミを自然と拾う。
水場が枯れていて困っている人がいたら、同じ環境にいる自分の水をシェアする。
テントが隣になった人と名前も知らないまま宴席を囲むこともある。
登山者同士の気軽に見知らぬ誰かを気にかける感じを、「どうやったら街でも実践できるんだろう?」と最近考えている。
このエピソードを書いてくれたのは、PIECESプロボノメンバーのみかみかさん。Spotifyで配信しているラジオ「やさしいじかん」にてエピソードについてお話していただきました。よかったら聴いてみてくださいね。
暮らしの中にある、誰かを想うふるまいやまなざし。
PIECESはそれを「市民性」と呼んでいます。
2023年12月から「やさしさのむしめがね」として市民性を照らしています。
たくさんの市民性や市民性をみつけたメイト(継続寄付者)をご紹介していますので、見てみてくださいね。