見出し画像

ホッコリ怖い話 ~病院厨房編~     【第二話】

こんにちは ピコユユです
真冬の怪談話にようこそ( *´艸`)

みなさんの怖がる顔を餌にこの記事を書いています
これは すべて実話・・・

長年勤めてきた
チョット大きめな病院の
厨房の中で起こった不思議なお話

さてさて

今回は私たち厨房にいる人間に
いたずらをしてくる子供のお話です


子供なのだから
成仏ってしているんじゃないの?

そんな声が聞こえてきますね・・・(-_-メ)


あの「くそガキ・・・ほっとい・・・」


あぁ
いけませんね


ついつい言葉が悪くなってしまいました(^^♪


まあ


お話を読んでみてください
私の言っていることがわかってくるはずですから・・・






ー病院の中の子供の幽霊ー




私の仕事場はちょっと変わったところ


そう


赤ちゃんのミルクを作る場所


大きい病院なので
新生児(生まれたばかりの赤ちゃん)が
いる所


そのミルクを作っていた


新生児ってことで

不審者が入ってこない建物の造り


入るためにいくつもの扉があり鍵がある


そう


絶対入れない不審者対策

関係者以外立ち入り禁止の場所

なのに・・・( ゚Д゚)


この手跡・・・誰の手?



奥の扉・・そうミルクの瓶を殺菌する扉に
【ペタ】っと1つ


オトナのサイズの手ではない

あきらかに 小さい手✋
跡がペタっとついている


五本指がはっきりついている



冬の窓に手をつけたように
ハッキリ くっきり
親指・人差し指・中指・・・
全部わかるほど


作業後は衛生もあって
完全にキレイにしての作業終了が鉄則

もちろん

台などすべて綺麗に拭く


なのに


何これ?


朝から大騒ぎ


不審者が入ったかも知れない・・・っと
警備の人を呼んだりと大騒ぎ


でも
見つからないよね
鍵保管している場所知らないよね
何か所も鍵あるんだよ


結局原因不明の騒動
はっきり
跡がついたのは今回が初めてだった


作業中は聞こえるよ


「ママ。。」
悲しげな声・・・



声をかけられながら独りぼっちで作業する



慣れるよホント



無視すると機嫌をそこねる
(これが かなり面倒なのである)


置いてあるペンを床に投げ落とされる事もある
しかも凄い勢いでペンが飛んでいく(;´Д`)



原因不明の機械の故障なんてしょっちゅう
業者が来ても直せない
壊れてはいないのだが動かない


「あんた!!いい加減にしなさい!
いたずら しないの!!」



仕事をしている時は何かに向かって𠮟りつける
それが当たり前の仕事のスタイル



そう子供といえば・・・
( まだあるのかよ・・・)


幽霊嫌いな おばちゃんが仕事仲間に入ったときに


「私!霊とか嫌いなんで。見たら速攻やめますから!」


と言ったので 入るなりすぐ辞めてしまった(;´Д`)



辞める時に理由を聞いたら

雨の中 ゴミを外に出しに行ったら子供に追いかけられたそうだ

夜の21:00 

病院の裏は子供?人は入れない

見間違い?

疲れていたのかな?・・・

本当に追いかけられたの?

でも本人はいたってまじめに言う



「地面に聞こえる足音 
あれは子供です
しかもピチャピチャ私の周りを走るんです
私しかいないのに。。。」


おばちゃん 

泣きそうでした


まぁ 病院だからね仕方ないかな


慣れてくるんですよ
もう存在自体が「いる」という認識で生活する


そんな公認されてしまった私たちのお化けさんたち 
和気アイアイの厨房の出来事を次回書いていきたいと思います



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?