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なぜワークシート?


ワークシートはインタビュアーになると考えています。

一人で書いても誰かと話しているように、二人での話が三者での話になるように、新しいアウトプットの機会なれば…

質問を集めました

ここで発表しているワークシートの多くが、私が臨床心理士として子どもたちと面接をしていたときに使っていたものです。目の前の人がどんなことに興味を持っているのか、何を支えにしているのか、何を乗り越えてきたのか、何が辛かったのか…私からの問いかけを集めています。

紙を間に置くことで

相談の場面で子どもさんと初めて会うとき、非日常のことなので当然かと思いますが、多くの子どもさんが緊張したり警戒したりしていました。そこから話を進めていくにあたり、「ちょっとインタビューさせて…」と机に紙を出すと、子どもさんと私が気持ち的に向かい合う形から、紙という共通のものに目を向ける形に変わり、場の緊張が和らぐ感覚がありました。

ワークシートという一枚の紙で話題を見渡すことができ、尋ねられることの予測がつくのは安心につながるようでした。”私はあなたのこんなことを知りたいと思っています”というメッセージにもなったかもしれません。また、心理士の私が”ただの書記”になれるので、答えたくない/答えられないというリアクションも取りやすいようでした。さらに、「私だったらこう書くかな~」と、私自身の自己開示にも使うこともできました。

こんなふうに、紙だからできることがあるのかなと思います。


気分転換、内側のお片付けに、探検のおともに

いま多くの地域の学校がお休みの状況にあります。家でプリント学習をしているお子さんも多いと聞きます。

外に出られないからこそ、自分にどんな力や経験が眠っているのか、自分の内側を探検してみるのはどうでしょうか。

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