コロナ後遺症(たぶん)で休職した話 2

6ヶ月と少し前から、コロナ後遺症とおぼしき症状(微熱・めまい・頭痛・倦怠感)で仕事ができなくなり、休職している。最近ではマスク着用が緩和され、5月には5類移行措置が予定されていることなどから、今後はますますコロナ前に近い生活が可能になると思われ喜ばしい限りである。が、私自身後遺症とおぼしき症状でここまで苦しむことになったのもまた事実であり、この感染症の恐ろしさを風化させてはならないとも思う。
そのような動機から休職に至る経緯と、通院・治療について書き記しておく。


前回の

心療内科へ

少し時間は遡るが、大学病院で診てもらうことになる少し前の9月中旬〜下旬から、職場から診断書の提出を求められていた。職場での私の代員を要請するためにも診断書が必要とのこと。さすがに2週間近く仕事に行けていない状態だったので職場に迷惑がかかっていることは重く重く承知していた。しかし、これまでにかかった医療機関では、原因が分からないため明確に診断を下すことは困難であると判断され診断書を書いてもらうことを渋られてきた。

治すための医療機関探しは、必ずしも診断書を書いてもらえる医療機関と合致しない・・・。とにかく診断書を書いてもらえそうなところを探し、最終的に心療内科に行き着いた。


余談だが、心療内科は初診予約がなかなか取れない。1つ目に当たってみた心療内科は40日後でないと初診予約ができなかった。いくつか探して最短だったのが、2週間後に予約できた現在通っている医院である。ともあれメンタルに不調をきたしたとしたら初診までに相当な日数があるのはかなり辛いなと思う。


さて、心療内科では症状の原因となる心当たりなどを尋ねられた。正直あまり思い当たることが無かったが、強いて言うなら・・・ということで自分の私生活や仕事での環境変化などを挙げた。仕事については大変だと思うこともある一方で精神に影を落とすほどのものではなく充実感を覚えていたはずであった。が、その話をするとなぜか涙が溢れてきて医師の前で号泣してしまったので自分でも驚いた。

その先生からは「明らかに身体に症状が出ているんだから、診断書出せますよ」と言われ、至極ホッとしたのを覚えている。「自律神経失調症状だね」とは言われたものの、診断名は「自律神経失調症」ではなく「身体表現性障害」であった。「自律神経失調症」という名前は臨床的にはあまり使われなくなりつつあるのかな


また、診察の際「眠れていますか?」と問われたので、強烈に(物理的に)頭がぐるぐるして眠れないことが多いと伝えると睡眠安定剤を処方された。

ひとまずこれで診断書を書いてもらえたので、職場に持っていき無事病休手続きができた。ありがたいことに、傷病に見舞われた際には3か月フル有給の「病気休暇」、3か月を超えた場合はそこから「病気休職」となる。休職の場合、1年間は2割カットの給料が支給され、2年間は無給だが身分が保証される。かなり長引きそうだが、時間をギリギリまで使ってもとにかく確実に治そう、と思った。

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