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はじめに

2020年2月11日、「山の上」を訪れました。
『プールサイド小景』『夕べの雲』『貝がらと海の音』から続く晩年のシリーズ作品を遺した小説家・庄野潤三さんの住まいです。

この1泊2日の旅のようすはアメブロに「これでもかっ」とゆーほど綴りました。

ただし、これらの記事には旅のテーマであるところの「山の上の家」については、ほぼ触れていません。体感として、このブログ記事に組み込みたくなかったから。そもそも行く予定がなかったのに、急に行くことになり、結果としてそのときに得た「場のエネルギー」のようなものは、いわゆるコロナ禍を生きた私に大いなる豊かさをもたらすことになりました。
つまり、ちょっと特別、ってこと。

今、これを書いているのは6月の夏至の頃なんだけど、未だに庄野潤三さんの軌跡を辿っている。それはとても豊かな時間です。

旅はこの本と、出版元である夏葉社の発信が大いに役立ちました。
役立ったどころか、自分がなぜ小説を書くのか、どうありたいのかさえ思い出すことができた、そういう旅でした。そして旅は今も続いている。

このマガジンではブログ以上、小説未満の体裁で、ブログでは書ききれなかったことを含めて、フィクションも交えて書いていく予定です。

っつーか、まだ書いてない! なんと!

この記事は「はよ書け」とゆ~プレッシャーを自分に与える効果もあります。へでで。

本当は中止になってしまった文学フリマ札幌に出品しようと考えていた企画です。

では、思考は山の上に戻ります。また次回の記事で。チャオ。

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