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つづき・姉妹作

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連作の物語をまとめました。
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記事一覧

【おはなし】 タイトル未⑧ 「歓談」

タイマンバトルを終えた夜のこと。 僕が寮の炊事場に行くと、茶髪とロン毛の2人組みが椅子に…

【おはなし】 タイトル未⑦ 「対決」

翌日も僕はチップの指導を受けながら組み立て作業を続けている。昨日とは違う部品の合体。全部…

【おはなし】 タイトル未⑥ 「誘惑」

製造部に配属された僕は、部品の組み立て業務を担当することになった。デザイナーが作った図面…

【おはなし】 タイトル未⑤ 「適性検査」

工場にたどり着いた僕は面接を受けることになった。金属加工の専門工場といっても工程はいくつ…

【おはなし】 タイトル未④ 「密室」

やってきた地域部隊に連行されて、僕は取り調べを受けている。 現場に駆けつけた車は僕の知っ…

【おはなし】 タイトル未③ 「食堂にて」

「どえらい派手な登場シーンやな」 社員食堂にあるテレビには、僕の姿が映し出されている。テ…

【おはなし】 タイトル未② 「白線」

エレベーターの中には、ボタンが3つある。 上、下、真ん中。 僕が知っているエレベーターとは違って、階数はどこにも書かれていない。さっき話した声の主は「地下道」と言っていたので僕は下のボタンを押した。 ウイーン 扉が閉まると機内は左右に揺れてから下降を始めた。時間にして3分も経たないうちに揺れは収まった。カップラーメンが大好きな僕は、時計を見なくても羊を数えなくても正確に3分を測れる特技を持っているから間違いない。 チーン 電子レンジみたいな音が鳴り終えると扉が開い

【おはなし】 タイトル未① 「地下道」

コーヒーが飲みたくて僕はカフェを探している。 初めて歩く街だからどこにお店があるのかを僕…

【おはなし】 ドーナツタウン。「物語の地図をつくろう」

おはなしを書くときに、文章の組み立てを考えるのが少し面倒だなって感じてきた。 広大な世界…

【おはなし】 おやつと評定

「殿、マスクをお忘れでござる」 いつものミスドに入ろうとすると、半蔵が僕を止めた。 「先…

【おはなし】 週末の出陣

・オレンジジュース ・グレープフルーツジュース ・野菜ジュース 冷蔵庫を開けると彼らが僕を…

【おはなし】 ゆみの静かな冒険⑦「梅雨ごもり」

雨の季節になるとゆみは自分の部屋から出てこない。お母さんがご飯を作ってくれたとき、トイレ…

【おはなし】 ゆみの静かな冒険⑥「待合室」

今日のゆみは病院に来ている。 どんな症状があり、どれくらいの頻度で通っているのかは、まだ…

【おはなし】 ゆみの静かな冒険⑤「停止ボタン」

「時間を止めているんだよ、私は」 図書館のお姉さんがゆみに語りかけている。彼女の名前は「リエ」という。場所は図書館の屋上にある公園。ふたりはベンチに座ってお弁当を食べている。 「ほら、当たり前だけど時間を止めることはできないよ。私にできることはせめて時計の電池を外すことくらい。だけど時間の流れを緩やかにすることはできる気がしているんだ。私がずっと同じマンションに暮らしているのもそうだし、同じメイク道具を使っているのも、同じ場所で働いているのも。毎月決まった雑誌を購入して休