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【利用事例も紹介!】仮想通貨界の基盤バイナンス・スマート・チェーン(BSC)とは?


こんにちは、さいとうです。


今回は、バイナンス・スマート・チェーン(BSC)について解説します。



期待される新星「BSC」について、深掘りします。

この記事を読むことで、

・BSCとは?
・どう動くか?
・利用事例は?

がわかります。参考にどうぞ。


■大手が提供するチェーン「BSC」

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✔︎BSCとは?


・大手がバイナンスが提供

世界大手取引所「バイナンス」が提供するチェーンです。

2019年4月に誕生したバイナンスチェーン(BC)のサイドチェーンとして、2020年9月にBSCが採用されました。

チェーンを「道路」に例えるなら、バイナンスチェーンという「メイン通り」の交通量を抑えるために、バイナンススマートチェーンという「脇道」を作ったカタチです。

DeFiでの使用を想定していて、イーサリアムとも相性もいい側面もあります。

BSCは、イーサリアム仮想マシン(EVM)を元に作られているからです。

別チェーンに移行も可能で、互換性も強い。

つまり、「仲介役」のいないお金のやり取りを、イーサリアムを参考に開発されているのが、BSCです。


・イーサリアムを超える!

2021年時点で、BSCアドレス数が、イーサリアムのアドレス数を超えました。

・BSC→942,411アドレス
・イーサリアム→722,368アドレス

理由としては、次の項目で述べていく「安い・早い・安全」であるのが、大きい理由だと考えられます。

今、世の中で最も使われるチェーンの中の1つに、1年足らずで上がってきてしまったのが、BSCです。


■なぜ注目されるか?【秘密は3点】

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✔︎安い

まず、大きな特徴として「ガス代が安い」というところです。

よく使われるイーサリアムと比較すると、その差は歴然です。

〜1取引あたりの平均価格〜
・BSC→0.35ドル
・ETH→5.2ドル

これは、バイナンスが独自開発しているチェーンであることが、大きいでしょう。

イーサリアムの場合、「他人の土地」を使うようなものなので、そこでアプリ開発などすると、どうしてもガス代がかかってしまいます。

いわば、公共施設を利用するようなカタチです。

BSCならば、自社開発したチェーンを使うことで、バイナンスが安く設定できるので、ガス代を安くブロックチェーンが使えるようになります。


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✔︎早い

BSCには、持つデータ量を少なくすることで、処理を早くしてくれる側面があります。

少し技術的な話をすると、PoSA(=PoS+PoA)のアルゴリズムを採用しています。

PoSの運用で、データに優先順位をつけて、順位に応じて役割分担して、処理をしてれます。

またPoAにより、処理データを圧縮して、単純なデータに書き換えてくれるんです。

・データ処理を分担
・簡単なデータに置き換え

この2つの理由により、早い処理ができるようになります。


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✔︎安全

改ざん性が低いと信頼性が高いのも、BSCの特徴です。

これは、「フラッシングガバナンス」という仕組みのおかげです。

どういったものかというと、データ改ざんなどありそうな場合、検証装置が発見し、そのデータの大部分を削除してくれるものです。

そして、そこに新しいデータブロックを追加してくれます。

つまり、データの改ざんを監視し、されれは即削除してくれることで、信頼性がに強いです。


■BSCを使ったサービス3選


主にDeFiサービスに使われます。

今、BSCを使った金融サービス・アプリなどが、多く開発されています。

その中でも、ぼくが実際使っているモノも含めて、紹介していきます。


✔︎パンケーキスワップ(PancakeSwap)

実際にぼくも使っています。

発表から1年で、約18倍まで価値が成長している、BSCを使ったDeFiサービス。

「レンデイング」プラットホームで、仲介いらずでお金の貸し借りができ、貸し付けると利息が得られます。

また、お金を預けると「CAKE」というトークンが発行され、そのトークンを再投資して、値上がりに期待できるのも特徴です。

▼PancakeSwap解説はコチラ


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✔︎ベーカリースワップ(BakerySwap)

お金を貸し付けて利息を得るのはもちろん、NFTプラットホームとしても、機能しています。

お金を預けると、「BAKE」トークンがもらえます。そのトークンからランダム生成したNFTを、再投資して「BAKE」を得るための資源にもできる仕組みです。


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✔︎ヴィーナス(Venus)

トークンを投資して、利息を得るサービス。

トークンを得るためにVenusでは、分散型のステーブルコイン「VAI」というものを発行し、そのコインの量に応じてトークンを発行します。

そのトークンを貸し借りすることで、利息を得ることができます。

仮想通貨はもちろん、法定通貨の価値に紐づいた仮想通貨「ステーブルコイン」を貸し借りできるのが特徴です。

MakerCompoundを混ぜたようなサービスです。


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以上、BSCを使ったDeFiサービスでした。


■まとめ


・BSC(バイナンス・スマート・チェーン)とはバイナンスが提供する「道路」

・イーサリアムアドレス数を超え、今世界で最も使われるチェーンの1つ

・安く、早く、安全である

・主なDeFiサービスは、PancakeSwap、BakerySwap、Venusあたり


最後に、1つ注意しておきたいのは、「BSCの未来=バイナンスの未来」に頼ってしまうところです。

バイナンスが提供しているだけあり、バイナンスになにかあれば、BSCを使ったサービスは利用できなくなってしまいます。

今後、DeFiへ規制がかかることなども、明らかでしょう。

しっかりニュースや情勢をキャッチして、サービス利用は考えましょう。


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では。


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