メタバースもテクノロジーも敵ではないが、社会の敵と思ってる人はいるのだな、という話

メタバースについて語るとあるカンファレンスに登壇し「もはや現実よりアバターやアバター の衣装にお金を使っています」という話をしたところ、懐疑派の方から

「皆がメタバースを受け入れたら、リアルの服が売れなくなり職を無くす人が増えませんか?これらITの進化による格差の拡大を良しとしますか?」

と質問が入りました。
 
また、別の方がFBに「レストランの配膳ロボで無人オペレーションが実現しているのが面白い」という趣旨を投稿したところ、

「ロボットなんでおもてなしにならない、これが対話を大切にするフランスならありえない」「人が働く存在価値はどこに?」というコメントがついていました。

新しいテクノロジーによって仕事が奪われたり文化が壊れることへの懸念ですが、古今東西、道具の発達とともに繰り返してきたことで、致し方なし、と思っています。若い人から適合し、新陳代謝を繰り返していく。

「テクノロジーが世の中を便利に変えていくことを面白いと歓迎する」「世の中の摂理や文化を壊すことに懸念を感じる」どちらも正しい。どちらも間違ってはいない。
 
ただ、元には戻れない大きな時代の流れに立ち止まっている人はどんどん置いていかれ、積極的に流れに乗る人はアドバンテージを得る、これも古今東西繰り返されてきたことです。

もちろん格差の拡大が良いとは思いませんし、自己責任論も好きではありません。特に自己責任論については、生まれた時の環境でハードモード、イージーモードの振り分けが、ある程度されてしまうからです。  

私たちのような事業者はテクノロジーをどのように社会に役立てるかを一生懸命考え、実装し、格差の是正は国や政治に頑張っていただきたいなぁ(ベーシックインカムを含む上手い再分配など)ところです。

サポートいただけると励みになります✨