一文小説集 | #もったいないから
この記事は、「ジャンク」を集めたものです。下書きの在庫品です。
消そうと思いましたが、もったいないから、投稿します。
ネタにお困りの方に使っていただけると嬉しいです。使えないものばかりではありますが… …
小説を書こうとするとき、ストーリーが先に思い浮かぶときと、タイトルが先に思い浮かぶときがある。
前者の場合は、小説を書き終わったあとに、物語に合うタイトルを考えればいいから比較的楽だ。
後者の場合は、イメージが漠然としていて、なかなかタイトル通りの小説が書けないことがある。そして、タイトルだけしか思い浮かばない小説は、そのまま葬ってしまう。そこで、もったいないから、これからタイトルを消す前に、ここに開示したい。誰か私の代わりに、一編の小説を書いてくれることを期待しながら。
本文のない小説タイトル
あるいは冒頭の一文集
何年かぶりに、ホコリをかぶった日記帳を繙いた。
ほかにすることのない雨の日、ボクは車を洗うことにした。
泣き笑顔
ふりはる
1日1本キュウリを買う女
痴女の愛
飼いヘビの行方
色褪せたブラ
折れた傘を抱き締める女を見かけた。
白いYシャツの一点の染み
降水確率ゼロの日に
手には手を 屁には屁を
ある夏の日、ボクはワキ毛の異臭を嗅いだ。
Oh, 鳥!屁っぷぅ~バン
それが生涯最後の屁となった。
誰もいないスペースでつぶやく
悲観するまで
四五郎(よんごろう)
無人島で電車時刻表を読むのが、私の日課だった。
友情と恋情のはざまで
城崎と佐用にて 時々東京にて
推し活女子のなんとなくな日々
晴れやかなコトのあと
日曜日25時
余弦曲線
八角関数
四平方の定理
記事を読んで頂き、ありがとうございます。お気持ちにお応えられるように、つとめて参ります。今後ともよろしくお願いいたします