バイオプラスチックのお話の巻

英日欧企業マッチングのさきです。 

バイオプラスチックって
知っていますか?

私はつい最近
この名前を知りました。

たしか、ラジオのトーク番組で、
(BBC4だったと思いますが…)

伐採した林などの跡地に、
植林をする際に 普通、
苗木を守るために、

そのまわりに一定期間
(なにやらその木は
5~6年とかって
言ってましたが)

シェルターみたいな
ものをつけて、色々な
外部要因から、苗木を


守るそうなのですが、
それがプラスチック製
なのだそうです。


そして、多くの場合
そのプラスチックのシェルターは、
木が大きくなって


不必要になっても回収されずに、
そこに残ってしまう
ということでした。

そうなると、環境保全の
ために苗木を植えているのに、
プラスチックゴミが

その過程で、同時に作られてしまう
訳で、かなりの矛盾が起こっていた
(いや 今でも矛盾は起こって
いるらしいですが)ということです。

そこで英国政府機関から
資金サポートをうけた、

英国のバイオプラスチックの
専門会社のBiome Bioplasticが、

この木のシェルターに、
実際にバイオプラスチックを
使って実施試験をやって

それが成功したので、
今後さらにこの素材の使用を
広げていくというような内容でした。


なんでも、このバイオプラスチック
の原材料は、サトウキビとか
馬鈴薯の澱粉とか 

とにかく生物由来のもので、
(ちなみに普通のプラスチックは
油が原料だそうです)

そして、その商品の寿命の年数に
合わせて、寿命がすぎたら、

真菌、バクテリア、酵素の助けを借りて、
生物分解または堆肥化するように
設計できるんだそうです。

つまり苗木のシェルターに使う
バイオプラスチックなら、
6年間はもつ けれど、

その後は、“生物分解”がおこって
徐々に土にかえれるように、
デザインするのだそうです。

何年か前に、TVの最新
テック情報番組で、“靴とか
洋服とかを生物分解性にして、

ごみを出さない、燃やさない、

脱炭素化へ貢献する。なんて
番組を見たことがあったのを
思いだしました。

これが進んだら、今世界中で
問題になっているプラスチック
ゴミによる海などの汚染の

解決策にもなるのでは
ないかしら…
着古した洋服や靴なんかを

その辺の土の中に、ひょいっと
埋めてしまえば、腐ってなくなるって
考えたらすごく便利ですよね…

なにやら、おとぎ話とSF映画
が合体したみたいな、ちょっと
ワクワクする未来が
くるのかもしれません。


今日はここまで。
パリ在住 英欧日ビジネスマッチングの
さきちゃんが語る 

英国欧州のよもやまばなし 
でした。

ではまたあしたね
A demain ! See you tomorrow !


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