呟かなかった「つぶやき」を供養する

 疑問や愚痴をつぶやこうと思い、noteに書いてみるものの、プレビュー画面まで来て引き返すことがよくあります。
 と言いましょうか、私のほとんどのつぶやきは、ギリギリになって「やーめた!」と削除して、なかったことにしています。
 まぁ、今度からはXでつぶやいてもいいのですけど、Xは折角使い始めたと思ったら有料化になりそうな雲行きですし、noteには noteの良さもあるし……どっちみち削除するなら同じことですね。

 でも、不思議なもので、一度文字に起こしてみるだけで、疑問や愚痴なんてどうでもよくなって、平静を取り戻すこともあります。そうなると、きっと削除したつぶやきも成仏出来ることでしょう。
 普段から、如何にしょーもないことに気を揉んでいるのか、という裏返しでもありますが、負の感情は、飲み込むよりも吐き出すことの方が大切だという実証にも繋げられるかもしれません。

 でも、ふと、消してしまった「つぶやき」も、いつか小説の登場人物のキャラ作りや心象描写などに転用出来たのでは? なんて考えるようになりまして……実際に使うかどうかは分かりませんが、削除する前に、備忘録として、一応スクショを残しておこうと思うようになりました。
 上手くまとめれば、54字のネタにも使えるかもしれませんし。

 というわけで、この約2ヶ月ぐらいの間に成仏させた「つぶやき」をまとめてみました。投稿することにより、追善供養になればと思います。
 投稿を見送って削除したやつを投稿するんかいっ! というツッコミは無しでお願いします。

 ※時系列はシャッフルしています。



 ある人が作者さんに、作品の解説を求めているのを見てしまいました。その人は、色んな作家さんに解説を求めているので、余程読解力や理解力が欠如しているのでしょう。えぇと、お察しの通り、アイツの話なのですけど。
 それはさておき、自作品の解説を求められることはなかなか辛い……のですが、私も無意識のうちに、つい失礼なことを聞いちゃっていることはあるかもしれません。なるべくそうならないように配慮はしているつもりですが……この辺の線引き、どこまでが失礼じゃないのかの判断は、確かに難しいです。
 ただし、トリックものやパズル、クイズなどは、また全くの別物です。もし線引きがあるとしても、その場の空気感や条件次第になりますし、そもそもそういった駆け引きを楽しむことが醍醐味のケースもあります。
 ここで取り上げているのは、オーソドックスな物語で、オチなどが暗喩的に表現されていて、ある程度考えないと分からない、いや、少し考えると分かる物語での話です。
 例えば、自作で恐縮ですが、過去にこんな作品を書きました。

 これをインスタに投稿した時、一人のフォロワーさんに「どういう意味ですか?」と聞かれ、返答に困りました。皆さんはお分かりだと思いますが、「私」イコール「貯金箱」でして、タイトルの「陶製」も軽くヒントになっているのです。
 こういう作品の場合、大抵は作者は読者に考えて欲しいなぁと思っているのです。なので、「どういう意味?」と聞かれ、「えぇと、私というのは貯金箱のことで……」と答えて、「なるほど! 金属って硬貨のことね!」と納得してもらって……果たして、面白いのでしょうか?
 こういう笑いは、「どや? 分かるか?」という上から目線の意図はなく、パッと見て分かるネタとは別の、「独特の間合い」を狙っているのです。一瞬のタイムラグを経たからこそ、起きる笑いなのです。(それを「考えオチ」といいます)
 なので、トリックもクイズや謎解きの様な凝ったものではなく、単なる暗喩法ですから、少し考えれば(大抵は大して考えなくても)分かる人にはすぐに伝わるでしょう。
 また、残酷な本音を書きますと、考えても分からない人には理解されなくてもいい、また、全く意図しない解釈をされても仕方ない、という開き直りもあります。大抵は知性の問題ではなく、感性の違いからくるので、共有が困難なことはよくありますから。もちろん、分かってもらえると嬉しいなぁと思いつつ、それを求めるつもりは全くないのです。
 だからこそ、自分で解説するのは虚しさを覚えるのです。「全然分からん」と言われるのは構わないのですが、「意味が分からないので解説してください」と言われるのは辛いのです。



 仕事でもプライベートでも、こういう人は色んなところで見掛けますね。
 何かの企画の概要をザックリと説明し、具体的な日程等の詳細は、後日決まり次第連絡する、と書いた瞬間に、日程はいつですか? と質問されると、どうしてもウンザリしてしまいます。
 子ども会の役員をやっていた時、ある行事について話し合っている役員のLINEグルーブで、「予算は◯◯円ぐらいの予定ですが、参加人数により多少変わります。正確な金額が出たら報告します」と書いた瞬間に、最終的な予算は幾らですか? と聞かれたことがあります。うんざりです。
 note内だと、創作大賞の応募なんて、典型でしょうね。応募規定の上辺だけを掬い上げるように読み、期限とか文字数とか、パッと目に付きやすい最低限の条件だけ頭に入れて、その他の細々としたルールは読み飛ばして、規定違反のまま応募されている方がかなりいました。ホント、ビックリするぐらい沢山いました。
 多分、規定違反の作品は審査対象外になるということも読み飛ばしているのでしょうね。

(※)先日、「創作大賞2023」の中間選考の発表がありましたけど、「審査対象外」と明記されている規定違反の作品が幾つか選ばれていて、ちょっとビックリでした。



 つい最近のつぶやきです。さすがに言葉がキツ過ぎたかもね。削除して正解でした。と言いながら、載せているのだけど。
 もう今更の話なのですけど、自分の正しさを主張するより、客観的な証拠や証言、説明などを、論理的に提示する方が大切ですよね。「私は正しい」「何も悪いことはしていない」と言うだけでは、信用は得られません。小学生の喧嘩じゃあるまいし。その続きがないとね。
 その節は、色んな方にご心配をお掛けし、本当に申し訳ございませんでした。
 また、喧嘩っ早い私を上手く諫めてくださった皆さま、お気遣いとご忠告、本当にありがとうございました。
 スズムラさんに事後処理を依頼することになるところでした。



 さて、どうしましょう……まだ何個もあるんだけど、メッチャ長くなっちゃったので、とりあえず打ち切ります。
 次回があれば、もう少し簡潔な文章にまとめます。元は140字以内のつぶやきのはずなのに……