54字の物語 No.076〜079【脚本家】
こちらでの更新は滞っておりましたが、細々と懲りずに書いておりました。
今回の四作は、「セクシー田中さん」騒動の渦中(2月下旬)に書きましたが、すっかり忘れていました。
最近、日テレから調査報告書が公表され、また問題が再燃しておりますね。
この54字を書いた時は、原作者に寄り添って脚本家を少し弄るネタにしましたけど、あの事件を特定した話のつもりはありませんでした。
普遍的な「原作vs脚本」ネタとして、原作側に立って書いたまでです。
先日、調査報告書をザザッと読んだのですが、どうやら仲介した小学館と日テレに問題がある印象です。
何より、脚本家と原作者に直接のコミュニケーションがなかったという事実は重いです。
仲介した二者が、それぞれの思いよりその時その時の自分たちの「都合」を優先した伝達をしていた為、原作者の言葉は脚本家に伝わらず、脚本家は何故原作者が怒るのかも分からず……簡単にまとめると、そういう事態になっていたようですね。
その後の脚本家によるSNSを使った原作者へのバッシングとも取れる発言はまた別問題として、両者のコミュニケーションを悪化させた要因だけに絞りますと、間違いなく小学館と日テレに責任があると思います。
下記四作は、そういうことを抜きにして、なんでも面白おかしく脚色してしまう「三流脚本家」を揶揄する風刺ネタとしてお楽しみいただけますと幸いです。
昔から、映画を観た後に「原作の方が良かった」とか、アニメの実写版を観てガッカリするとか、ドラマで原作と全く違うイメージの役者がキャスティングされるとか(性別が変わることさえありました)、よくある話ですけど、そういうトピックの延長のつもりです。
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