Daisuke Inoue
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仕事のやりがいと収入を最大化する「風車の理論」
先日、キャリア相談のイベントに参加させていただいたのですが、そこでお話した「風車の理論」というのが好評だったのでここでも紹介させてください。
風は吹いているか。風車は回っているか。発電できているか。この3つの問いを自問自答し続けることが、やりがいと収入を最大化することに繋がる、というキャリア理論です。
風は吹いているか風車で電気を作るには、当然ですが風が必要です。どんなに高性能の風車でも、全く
クリエーターの中年の危機は「体験の枯渇」
私はいわゆる中年です。マーケターや新規事業担当として会社勤めをする傍ら、書籍や記事を書く物書きの仕事をしています。そして、この記事は私と同じ中年の皆さんに向けて書いています。特に、クリエイティブ関係の仕事、クリエイティビティーを活かした仕事をしている中年の皆さんです。
マーケティングの世界で良く使われる講演のネタに、チャールズ国王とロック・ミュージシャンのオジー・オズボーンは同じデモグラ、という
AIは立食パーティーなんて行かない
立食パーティーが嫌いだ
立食パーティーが嫌いです。いや、大嫌いです。2時間の立食パーティーなら、最初の40分くらいを何とかやり過ごし、一人になったタイミングで急用ができたフリをして抜け出すのがいつものパターンです。そして、そのあとは大体、自身の解放を祝して一人で牛丼かラーメンを食べます。
なぜ40分かというと、そのくらいの時間であれば、最初に見つけた知り合いと雑談をしてやり過ごせるからです。多
夢は永遠に叶わない方が幸せ
夢を失った喪失感は新たな夢をくじく何か大きなイベントに向かって必死の努力を続けた人が、それが終わった後、燃え尽きたように気力を失ってしまうことがあります。
「バーンアウト」と言われるこの状態は、アスリートやアーティストの話がたまにニュースを賑わせますが、お子さんや学生さんを含め誰にでも起こりうることです。
このバーンアウトは、夢が破れることと夢が叶うこと、そのどちらもが引きがねになると言われま
情報整理が上手い人と下手な人の、「話の聞き方」の違い
多くの人が苦手なのは「ロジカルシンキング」ではなく「情報の整理」「ロジカルシンキングが苦手です」。「言語化が得意ではありません」。そういう悩みを良く聞くのですが、私自身は仕事をしていて、ロジカルシンキングや言語化の能力が必要だと感じる場面はそう多くありません。契約書をまとめるときや、企画や戦略を考えるとき、それらを交渉やプレゼンの場で誰かに伝えるときぐらいでしょうか。
私は新規事業開発の仕事をし
スピードは新しい信頼の通貨である
「仕事を速く仕上げる」には複合的なスキルが必要人でも組織でも、相手の能力を計るのに一番手っ取り早い評価指標は「仕事の速さ」だと私は考えます。なぜかというと、仕事を早く仕上げるには、以下のような複合的な能力が要求されるからです。
論理的思考能力
OODAループという考え方があります。人や組織の行動を、Observe(観察)して、Orient(方向づけ=分析)して、Decide(判断)して、Act
「攻撃的」でも「受け身」でもない「アサーティブ」なコミュニケーションとは?
丁寧な言葉遣いでも攻撃の意図があれば攻撃的金曜日の22時。会食を終えて新橋駅で電車を待っていると、ホームに駅員さんの怒号? が鳴り響きました。「はー・なー・れー・てー・く・だ・さ・い。発車できませーん」。言葉遣いは丁寧ですが、その口調には誰が聞いてもわかる強い苛立ちが感じられます。駅員さん、その気持ちよくわかります。一人の酔客の不注意が、大勢に迷惑をかけるだけでなく、その人自身を危険に晒すことにな
もっとみる毎朝「ベットから飛び起きる理由」はあるか?
ikigaiとは毎朝ベットから飛び起きる理由年末年始のお休みは楽しいものですが、年明けの仕事はじめは憂鬱なものです。今からそんなこと思い出させるなって? そうですよね、すみません。でももし、皆さんの仕事が、「毎朝ベットから飛び起きる理由」になるとしたら。仕事はじめも、きっと「もういくつ寝ると」と指折り数えるイベントになることでしょう。
仕事が「毎朝ベットから飛び起きる理由」だって? そんなことは
ただフォースを信じて突き進んだほうがいいときもある
May the Force be with you先日、提携先企業との会食があり、先方の社長に乾杯の挨拶をお願いしたところ、スター・ウォーズの例え使った素晴らしいスピーチを披露してくれました。その人の十八番らしいので、どんな内容だったのかはここでは伏せておきましょう。それを聞いてふと思い出したのは、若い頃に働いていた会社の、偉大なリーダーの口癖です。「フォースと共にあらんことを」。
スター・ウォ