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~ヴァイオリンとコントラバスで奏でる~クラシック名曲コンサート
2024.6.8 (土)
立川サロンスタジオ
北原恵理(Vn) 横山葉瑠奈(Cb) 山田桃菜(P)
カノン/きらきら星変奏曲/木星/他
ロックなトリオ
コントラバスが力強くて、トリオとは思えない演奏でした。
横山さんにニッキー・シッ〇スが憑依したのかもしれません…
![](https://assets.st-note.com/img/1718169893264-wIOWbrXzJ7.jpg)
いや彼は生きてるし、冗談です。
それはさておき、今回こちらの演奏会を聴きに行ったのは、ピアノ、バイオリン…までは良くありますが、そこにコントラバスという珍しいトリオ編成で、これは絶対楽しいはずと思った理由からです。
交わる音色
ピアノの音色に乗って、高音のバイオリンと低音のコントラバスがお互いの指を絡ませて、キラキラと会場を包みます。
曲の始まりから全身に響く低音がとても心地良いです。
プログラムはみんなが知っている有名曲なのですが、それだけに原曲が持っているイメージを崩さないための苦労があったのではないでしょうか。
ピアノ、ヴァイオリン、コントラバスと一曲目の「カノン」では旋律を各パートが弾いてくれて、バカ耳にも聴きやすかったです。
ライトクラシック好きに向けた曲目と構成に気遣いを感じました。
感謝。
それぞれのソロ演奏をはさんで、最後は勢いのある「運命」ではなくしっとり聴かせる「木星」を持ってくるあたり、今回のテーマを感じました。
バイオリンとコントラバスの音域が離れているので、どちらかが曲に入ってくるとイメージがガラッと変化するため、その瞬間がとてもドキドキします。
「木星」ではひんやりとしたピアノから始まり、巨星のようなコントラバスが歌います。そして最後にすっとバイオリンが紡がれると、暗い宇宙に明日への光りが射したように「ああエモい!」と語彙力ゼロに。
全編ゆったり聴ける曲ばかりで、弦楽器の響きを堪能できた夜になりました。アンコールでは「チャルダッシュ」で撮影OKとのことで1枚撮パチリ。
![](https://assets.st-note.com/img/1718174002912-7qJCeOQmr9.png?width=800)
演奏者の皆様は教室の先生もされている様子で、演奏後は生徒さんや親御さんたちとキャッキャウフフ。
完全に場違いの私は足早に帰宅…
北原さん、横山さん、山田さんは音大の同級生とのことでしたが、結成にいたる経緯や今回の演奏に対する感想など聞いてみたかったです。
素敵な土曜日の夜をありがとうございました。
月まで3km
横山さんがCDを出しているとのことで聴いてみました。
ああエモい…
私は静岡に行ったことはありませんが、富士山や山中湖の近くから見上げる月はきっと白銀のように美しいのでしょう。
(山中湖は静岡県じゃねーぞという突っ込みや、こちら側から見た富士山のほうが美しいといった静岡vs山梨の戦いにも巻き込まないで下さい
やさしい曲なのですが、どこか悲しい。
でも顔を上げて歩き始めるような、そんな希望にあふれる曲に感じました。
コントラバスのハイポジションでの音色が、愁いを帯びた人の歌声を思わせます。
ヘビロテ中。
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