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知らなきゃ損する!ピアノの選び方

こんにちは!
親子で楽しめるオンラインピアノ教室の講師、まさみです。

今日は「ピアノの選び方」についてお話したいと思います。

「ピアノを買う」時、どんな「ピアノ」を連想するでしょうか。


最近では第一候補に「電子ピアノ」が浮かんでくる方が多い気がします。


では、まずは「電子ピアノ」のお話から。

電子ピアノは性能が本当にピンからキリまであって、電気屋さんに行けば1万円代から置いていて、中国製のものから家電メーカーのもの、楽器メーカーのもの、けっこう種類は豊富です。

ピアノを買う時、必ずやってもらいたいのは「弾き比べ」。

ピアノ経験がない方は特にやってもらいたい!
一番安いものから、楽器メーカーのものまで、何が違うのかを鍵盤の感触、音、見た目で感じてほしい。

経験がなくても違いがわかります。
鍵盤の重さ、鍵盤の感触、色、模様、スピーカーの音、などなど。

「ちゃっちぃ〜。」って思ったものは避けた方が良いかと。

私がおすすめするのは楽器メーカーの電子ピアノで、生徒さんにも一番安いので十分なので、ヤマハやカワイの電子ピアノを買うようお願いしています。

なぜかというと、やっぱり楽器メーカーは「タッチ」(鍵盤を押す感触)や「音」を重要視して作っていますので、高級グランドピアノの音源を使っていたり、自然な鍵盤の重さだったりします。

反対に、安い機種は鍵盤部分と台がセパレートになっていたり、ペダルが1個しかなかったり、鍵盤の数が少なかったり、、
あとは、鍵盤が安っぽいプラスチックで、弾くたびにカタカタといった摩擦音がうるさかったりします。

金銭的に、場所的にどうしても、と言う場合は仕方がありませんが、ピアノのレベルが上がるにつれてものたりなさは感じてくると思うので、「買い替え」が必要になる時がくると思います。

最近では、電子ピアノでもグランドピアノやアップライトピアノと同じ構造のハンマーが内蔵されている「ハイブリットタイプ」のピアノも出てきています。

私も使っていますが、電子ピアノということでヘッドフォンを使えるので大変重宝して時間を気にせず使えています。

また、グランドピアノにはさすがにかないませんが、音や表現も十分にできるので、とても気に入っています。(少々お高いですが。。)

ちなみに、電子ピアノの「中古」はあまりお勧めしません。
ゆっても「家電製品」ですので、壊れることがあります。

あまりに年代が古いと部品がないこともあり、音が出なくなった鍵盤も修理できないまま、、というケースをよく聞きます。

中古車と違って、いつから、どれくらい使われていたかわからない「電子ピアノの中古品」は「バクチと同じ」と私は思っています。


さて、次はアコースティックピアノについて。
電気を使用しない昔ながらのピアノです。

こちらは、電子ピアノと違ってちゃんとメンテナンスをしていれば「100年使える」と言われています。

「おばあちゃんの代から受け継がれているピアノ」なんてのも結構聞きます。

それくらい、寿命が長いんです。
それに、壊れたとしても部品交換や修理ができることがほとんどなので、その辺は心配いらず。

でも、電子ピアノに比べて高い!

そして、購入金額は中古のアップライトピアノでも40万くらいからになるでしょうか。

あと、毎年「調律」といって、専門家に音を調整する作業をしてもらわなくてはいけません。

アップライトで1万円くらい?
グランドピアノで2万円くらいじゃないかと思います。
調律していない年が長いともっとかかります。

ちなみに、「グランドピアノ」とは、横に広がる大きいピアノのこと。
「アップライトピアノ」は、縦に長いピアノの事。

どちらが良いかというと、やっぱりグランドピアノで、「音の響き」や「表現できる音の幅」が違います。

音大を目指している頃、私の家にはアップライトピアノしかなかったので大変苦労しました。

試験やコンクール、発表会ではグランドピアノが使用されるので、鍵盤の重さや響きに違和感があって、うまく弾けないのです。

なので、本格的にやりたい方はグランドピアノをお勧めします。

でも、趣味でやる分にはアップライトピアノで十分!
機種によってはグランドピアノ顔負けの響きを出すものもあるので、これも楽器店でよく弾き比べをして選ぶと良いと思います。

ちなみに、メルカリなどの個人売買で売っている激安ピアノがありますが、あまりお勧めしていません。

きっと長い間、使われずに眠っていてメンテナンスしていないと思うので、中身が錆びていたり、交換しないといけない部品が多かったり、時には虫の卵や小動物の死骸やら。。
なにがあるかわかりませんから、しっかりとメンテナンスされているお店で購入された方が良いと思います。

いかがでしたでしょうか。
ピアノ購入の参考になれば、幸いです。

次回は「キーボードとピアノの違い」についてお話したいと思います!

それでは!


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