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三拍子と仲良くしよう

三拍子はハードルの一つ

日本人にとって、いえ、全ての音楽を学ぶ人にとって三拍子というのはハードルだと思います。西洋人は騎馬民族だから三拍子が得意と言われますが、私の肌感覚では「いうほどでもないかな」という感じがします。
三拍子を体得して乗れるようになるまでが日本人よりは早いのはあるのかなという印象はありますし、三拍子を体得したら日本人よりリズミカルに演奏できる人が多いのかもしれませんが、三拍子の導入は決して易しいものではありません。

3という数字

そもそも3は割り切れない数です。「歩く」「走る」は二拍子系ですし、三拍子の動きは子供にちょっと馴染みのないものです。実際、子供向けの歌で三拍子の歌は日本よりはあるかなぁという程度です。
そして弦楽器奏者にとっての三拍子はピアノ奏者にとっての三拍子とは違う難しさがあります。弦の往復は2で割り切れる拍子の方が圧倒的に易しいです。

つまり音楽の初心者にとって三拍子というのは簡単ではないのです。
実際、四拍子の曲と三拍子の曲を並行してやっていたこちらの初級の生徒さん(本人が好きなのは四拍子の曲)が「四拍子の曲に集中しているからか、三拍子になかなか馴染めない」と言っていました。

三拍子に焦点を当てた講座

そんな三拍子の曲と仲良くなれるような講座を企画しました。

誰もがハードルに感じる三拍子の曲を素敵に演奏できる(教えられる)ように、そしていろいろな種類の三拍子を弾き分けられるようになれば、音楽表現力もアップします。

11月はまずワルツです。
ワルツは初心者向けの小品にも出てくるくらいポピュラーな三拍子です。しかしそれをワルツという踊りの曲という意識はどれくらいあるでしょうか?

12月はメヌエットです。
メヌエットとワルツの違いは時代だけ? いえいえ音楽のつくり方も違います。初級者に親しみやすい、バロックの導入にふさわしい楽曲として使われることが多いですが、ワルツのように弾いてしまっては音楽表現が半減してしまいます。

ではどのような違いがあるのでしょうか? そんなところに焦点を当てたいと思っています。

1月はマズルカです。
ショパンは数多くのマズルカ作品を残しています。また、短い楽曲が多いことからその一部はショパン導入にも使われます。
しかしそのマズルカとワルツの違いは? マズルカはポーランドの踊りですが、では音楽的にどこが違うのか? そんなところを探ってみます。

単発受講もOK。でもセットで受講することでわかることもある

お忙しいピアノの先生、3回も講座に参加していられないという方もいらっしゃることと思います。そういうわけで単発での受講も可能にしています。

上で説明した通り、セットで受講すれば三拍子の曲をかなりマスターすることができるので、セット受講がお勧めではあります。

まずは3回セットと11月のワルツの単発受講を募集します。お申し込みはこちらから、あるいは下のボタンからどうぞ。

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