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何事も一歩一歩

復活祭に至る道は一歩一歩

本日はキリスト教の復活祭です。フランスではキリスト教徒じゃなくても卵(チョコレート製)探しゲームなどを楽しんでいます。卵(とプレゼント)は、ローマに祝別してもらうために旅立った教会の鐘が、その帰り道に落としていくということになっています。
(個人的には無生物である鐘が人間に何かをプレゼントするというのは受け入れ難いのですが、フランスの伝統なので否定はしません)
この復活祭に向けて教会では6週間以上かけて少しずつ準備を進めていきます。一つ一つの小さな行事が復活祭に向けての心の準備となります。フランスのカトリック校では「四旬節(復活祭を待つ期間)のパンフレット」なるものを配布して、準備をしてね、と言われます。
最後の1週間はキリストの足取りを辿ってキリストの復活に至る道を一歩ずつ感じつつ日々を過ごします。毎年のことながらよくできているなと感じています。そして復活祭直前の金曜日は、キリスト教をしっかり信仰してなくてもその日だけは肉を食べないというフランス人が多いです。これも伝統ですね。

フォルマシオン・ミュジカルも積み重ねが大切

フォルマシオン・ミュジカルの学びも一歩一歩進んでいくものです。
楽譜の読み方も一歩一歩、音楽の聴き方も一段一段学んで少しずつ身につけていくものです。
早く上達したいと思っても一足飛びの習得は叶いません。物事を学習する方法として大雑把に把握してから少しずつ学ぶという方法はありますが、それでも少しずつの部分は一つずつ積み重ねていく必要があります。真の意味での音楽の学びを得るには大切な一歩です。
だからこそ早い時期からフォルマシオン・ミュジカルの要素を取り入れた多角的なレッスンをするのが理想になります。そもそもが最初は学んでいる意識がなくて学ぶものなので、その薄紙のようなものの積み重ねが後で大きくものをいうようになります。
楽器の純粋なるテクニックを学ぶことも大切ですが、それだけでは音楽を表現することはできません。自分自身の一番いい音楽を表現するには総合的な音楽の知識がものをいいます。

サミット再放送中

この度、そういったフォルマシオン・ミュジカルの魅力をオンライン教室サミットSPRINGでお話しました。明日月曜日24時までアーカイブ再放送があります。
登録は下の画像から。登録フォームを送信していただければそのまま再放送ページに飛びます。

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