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E-MU「SP-1200」を再現したInphonik「RX1200」が面白い
E-mu Systems「SP-1200」は、1990年代のニューヨーク(ヒップホップ発祥の地)において、プロデューサーがこぞって使っていたハードウェア・サンプラーです。
サンプリングとは、既存の曲から一部分だけ抜き出す(欲しい音だけ録音する)ことで、サンプラーはその機械ですね。
「SP-1200」は技術的に10.5秒までしかサンプリングできなかったので、レコードを早回しして、「SP-1200」でピッチを落とす手法が定番でした。
今回は、「SP-1200」をソフトウェアで再現したInphonik「RX1200」を買ってみたので紹介します。
まだ少ししか触っていませんが、他のプラグインでは出せない質感があると思います。
オリジナルのサンプル集が付属しているのも面白いですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1699777745850-lmKRNq73wx.png?width=1200)
質感がどう変化するか簡単にわかるように、比較音源を作ってみました。
ドラム(オリジナル)
![](https://assets.st-note.com/img/1699774744707-pEXAxT0990.png?width=1200)
ドラム(RX1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1699774755324-EYBvvpfbPj.png?width=1200)
ドラム(RX1200)ピッチ-2
![](https://assets.st-note.com/img/1699774836169-4xzhDNDdc9.png?width=1200)
ドラム(RX1200)45RPM
![](https://assets.st-note.com/img/1699775291948-USEExObhaj.png?width=1200)
ピアノ(オリジナル)
![](https://assets.st-note.com/img/1699776095855-UlY1EqvUUU.png?width=1200)
ピアノ(RX1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1699776188817-2Mlt5xxBNE.png?width=1200)
ドラムもピアノも、いい感じにザラつきやローファイな感じが出ますね。
「Gain」を上げてもいい感じにサチュレーションがかかりますが、実機のゲインステージングを再現しているとのこと。素晴らしいですね。
「RX1200」にはパラメータのプリセットも入っているので、これらを駆使して音作りするのも面白いと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1699776523873-modXz2GspF.png?width=1200)
ただし、当たり前ですがエフェクトプラグインではなくサンプラーのプラグイン(バーチャル・インストゥルメント)なので、単にエフェクトとして質感だけ欲しい場合は、他のプラグインを導入しましょう。
waveTracing「SP950」も評判がいいですよ。
「RX1200」公式サイト
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