スマホゲーで問題なのは金じゃなくて時間

ここ1年グランブルーファンタジーというゲームをやっている。ゲーム内課金システムなので、無限にコンテンツが追加される。サービス開始から何年もたっているRPGなので、攻略要素が膨大となっており、ポチポチゲーかつ効率ゲーである。なお、グラブルはもはやPCでやるべきゲームだろというご指摘は受け付けません。

生活を侵食されたくないという理由から、時間と課金は極力減らしている。多分1日平均2時間ぐらい。課金も月1万円まで。(ちなみに、前の記事で書いたネット配信中毒とは時間足したらとんでもないことになったが、よく考えたら配信見ながらゲームをしている時間がほとんどだった。)

これでも、意外にエンドコンテンツもだいたいクリアできてしまうのだ。極めているわけではないので、ゲーム内のクランメンバーにはマウントとられっぱなしだが。


まあじゃあかわいいもんだろと最近までは思っていたが、それでも大問題なのだ。

金はどうでもいい。時間が本当に無駄。

普通、趣味というのは、その瞬間の楽しさ以外にも、継続することによって生まれる副産物がある。一番わかりやすいのは筋トレやスポーツ。それでなくても、ある程度他でも生かせる 知識・考え方・行動 等が身についたりするものだ。

なので、意外と時間は無駄になっていない事も多い。

ところが、グランブルーファンタジーはそれがない。正確に言うとゲームというものは、どれもだいたい副産物が共通している。コンテンツが追加されるとプレイすることによるリターンがあるように設定されるので(じゃなきゃ誰もやらない)、誰より早く消化し、運営の意図している方向へより深く進めばよいのだ。あとはいかに効率よくやるか。それだけ。

その効率情報さえも、コンテンツ追加後3日も経てば、ネット上にほぼ完ぺきに情報が出回る。あとはこなすだけ。それだけ。

「あともうちょっとで1段階強くなったら手を出せなかったコンテンツも遊べるようになるんだよなー、育てるかー」が無限に続くのだ。

過程の試行錯誤はなく、ただただ、目標に向けて状況を整理し、最効率を考えるべきだという思想ぐらいしかこのゲームから得た「副産物」はない気がする。

暇な若者ならそれもいいだろう。時間を膨大に消費するタイプのゲームも1作だけなら教養としてアリだと思う。まあ1作やる奴は2作目も手を出してしまうと思うが。。。

僕の場合、30歳の自由な時間も少なくなってきたおっさんが、年1000時間弱の消費。

しかも、よくよく考えたら、今となっては別にゲーム自体そんな面白くもない。整理してしまえば、原則は常にワンパターンだ。ベースのシステムは共通なのだから当然だ。

よく言われることだが、趣味は自分の為になるものがより良いと改めて実感している。

やりたい事を見つける努力から始めるべきだなぁ~。(前と一緒の結論)

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