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鍼灸学生が就職先として最初に在宅医療を選んだ方が良い理由

こんにちは。在宅専門鍼灸師のてっちゃんです。

新人鍼灸師や鍼灸学生に向けて在宅の臨床現場で必要な情報をわかりやすく発信しています。

今回は、就職先で悩んでいる鍼灸学生に向けて話していきたいと思います。

1.在宅医療の道に進む以前は対極の世界にいた

ボク自身、在宅医療の現場に身を置いて約10年近く経過しましたが、学生時代は在宅医療の道にくるなんて、正直1ミリも考えていませんでした。

学生時代は「スポーツ現場で活躍して日本代表やプロ選手のトレーナーとして活躍したい」と志していたのもあって、就職先はリハビリ専門のスポーツ整形外科に就職していました。

そこでは、「研究・臨床・トレーナー」という3つの軸を掲げていて、院内に3次元解析装置と言われる測定機器の他、筋電図・足部の解析装置など様々な医療機器があり、非常に恵まれた環境の中で働かせて頂きました。

トレーナーとしても日本代表候補の選手達のトレーニング・ケア・リハビリ など担当していて、
「いつかは日本代表のトレーナーになっていたい」
本気でそれしか考えていませんでした。

在宅医療とは対極の現場で働いていたボクが、今では在宅医療(やパーキンソン病などの神経難病領域)の世界にどっぷりハマっていて、「人生は本当よく分からないなあ」とつくづく感じています。

2.鍼灸学生の将来の目標は3パターンだけ?

これから鍼灸師になる皆さんは、
「在宅医療??よく分からない・・」
と言う方が大半だと思います。

これまで出会ってきた鍼灸学生さん達に将来の目標を聞くと

Aパターン「将来開業したいです」
Bパターン「美容系でやりたいです」
Cパターン「トレーナーとしてやっていきたいです」

回答の9割はこの3パターンです。

「え。。。それだけ?」

そう思った方も多いんじゃないでしょうか。
でも実際そうなんです。

正直鍼灸学生さんがこの3パターンしか道がないと思っているのってめちゃくちゃもったいないですよね。

決してこの3つのいずれかを選択していることがダメな訳ではなく、どれも個人的にも興味あるものばかりです。(ボクは何にでも興味あるタイプなんでw)

ただ、鍼灸という「学問」を通じて働くことの出来る分野はめちゃくちゃ沢山あるので、その無限な選択肢を自ら狭くしてしまうのは勿体ないと思います。

3.鍼灸学生が在宅医療の世界を知っておくべき3つの理由

鍼灸学生さんの可能性は無限大!このことは学生さんは知っておいて欲しいです。
そんな鍼灸学生の皆さんに、ボクがオススメする領域は「在宅医療の世界」です!

鍼灸学生さんが知っておいて欲くべき3つの理由をお伝えします。

【鍼灸学生が在宅医療の世界を知っておくべき3つの理由】
①人として向き合える
②様々な専門職種と職種
③学校での勉強をフル活用できる

 理由①人として向き合える

鍼灸師を目指す人達ってこんな気持ちを抱えてる人って多いですよね。
「人と向き合うのが好き」
「患者さんにしっかり寄り添いたい」
「3分診療などの西洋医療に対する不信感」
ボク自身もまさにそうでした。

整形外科の頃は「いかに短時間で評価して問題点を抽出するスキル」を徹底して磨いてきましたが、「人」というより「物」をみているような感覚になってしまっていました。

在宅医療では患者さんとゆっくり話す時間があり、ちゃんと人として向き合うことが出来ているのでめちゃくちゃやり甲斐を感じています。


 理由②様々な専門職種との連携ができる

これは在宅医療ならではですね。
病院内でも医療連携していますが、これってあくまで身内同士での連携なんです。
在宅医療では医師・看護師・ケアマネージャー・介護士・リハビリ 職など、異なる事業所の異なる職種との連携を求められます。

事業所が違えば考えが違うのは勿論のこと、職種が違うと、そもそもの考えている哲学・思想が全く異なります。

そんな人たちと日々関わりながら仕事をしていると、必然的にプレゼン力・傾聴力・コミュニケーション能力がめちゃくちゃ鍛えられます。

これってヤバイですよね。在宅鍼灸師と話すと、どなたもプレゼン力・傾聴力・コミュニケーション能力が高い人ばかりでビックリします。

 理由③学校での勉強をフル活用できる

この理由って実は凄く魅力の一つだと思っています。
鍼灸の学校で学ぶ勉強の内容って想像以上に幅広く膨大で、入学してからビックリした人も多いんじゃないでしょうか。

ただ、こんなに必死に勉強して国家試験を合格したにも関わらず、実際の臨床現場の多くはその知識をほとんど活用することがないんです。

それに対して在宅医療の現場では学校で学んだ知識をフル活用することができます!
・パーキンソン病
・脳卒中
・脊髄損傷
・腰痛
・肩関節周囲炎
・リウマチ etc

ある特定の専門分野のスキルを高めていくことも大切ですが、最初から特化した領域に進むよりも、幅広く研鑽しておいた方が、将来的にはどんなケースにも対応できる万能鍼灸師になることが出来ます。

4.在宅鍼灸の世界を知るのにオススメ記事

在宅鍼灸師の魅力を詳しく知りたい、そんなあなたにオススメの記事です。

なんと言ってもこの記事の魅力は、
リアルな鍼灸学生ライターの2人(鍼灸大学の3年生&2年生)が在宅鍼灸の世界に触れてみて感じたことをめちゃくちゃわかりやすく解説してくれています✨

在宅鍼灸の世界を全く知らない2人が、マガジンと通じて学んだリアルな気持ちを話してくれています。

5.在宅鍼灸の世界を知るのにオススメイベント

こちらは月に1回、オンライン上でお酒を飲みながら、ゆるゆると悩みを語り合う会です。

実際に在宅で働いていなくても、在宅に興味がある鍼灸師・鍼灸学生ならどなたでもウェルカムな会ですので、

「在宅現場のリアルな話を聞いてみたい」
「人生相談したい」
「進路相談したい」
「学校の悩みを聞いて欲しい」etc

どなたでもお待ちしています!

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