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HAMT〜訪問鍼灸向け教育コンテンツ〜

200以上あるコンテンツが購読すればなんと全て読み放題!購読者限定の無料オンラインセミナーもあります。毎月数本の記事追加されます!各分野のプロフェッショナルな在宅鍼灸師が執筆担当… もっと読む
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#鍼灸

HAMT〜訪問鍼灸師のための教育コンテンツ〜についてのご案内

1.HAMTライブラリとは 各分野のプロフェッショナルな在宅鍼灸師10名が中心となって執筆。 このライブラリを購読すると、在宅鍼灸の専門領域(フィジカルアセスメント・リスク管理・経絡・中医学・泌尿器・プライマリケア・養生・運動療法・緩和ケアetc)に関する記事を読むことができます。  在宅鍼灸師必見の内容となっております。また、これから在宅分野に進んでみたい方にもオススメです。 内容のボリュームに驚くことと思います。 今後もHAMTライブラリを通して、在宅現場における鍼灸

4/24(金)「在宅臨床に活かす!問診力の磨き方」セミナー視聴リンク

4/24に開催したセミナーの視聴リンクはこちらになります。 また、コミュニティもやっていますので良ければこちらより申請してください。 ※視聴期限は5月15日まで 下記のリンクよりご覧ください。

【HAMT】脳卒中後疼痛の概要-鍼灸師の関わり:Post stroke pain-

今回のテーマ \脳卒中後の疼痛/ 【脳卒中後の疼痛の分類】 コロ「脳卒中後の疼痛を訴える人が多いです」 先輩「脳卒中患者さんの約50%に脳卒中後疼痛が出現すると言われるよ」 コロ「なるほど。通りで多いわけですね。」 先輩「また痛みの影響を受けている患者さんの約70% が日常的に痛みを経験しているんだ」 脳卒中後疼痛が継続することによる大きな問題は、「非運動症状」の出現です。主に認知機能の低下・疲労・うつ病・QOL低下・自殺傾向などを併発する可能性があることを注意し介入

結局なにすればいいの?ロコモの評価と実践編

みなさんこんにちは。HAMTライターのてっちゃんです。 これまで、前回から出てきた「ロコモ」。フレイル・サルコペニアと比べると聞き馴染みのない概念なので知らない人もいたのではないでしょうか。 個人的にはロコモが1番好きな概念で、鍼灸師との相性もめちゃくちゃ良いと思ってます。またロコモは在宅医療の現場で働く鍼灸師だけでなく、治療院で働く鍼灸師とも相性が良いので、治療院勤務の方もぜひご覧ください。 さて、前回までは「フレイルってそもそもなんなの?」について解説してきましたが

ロコモはフレイルより予防にオススメ。その理由を紹介します。

みなさんこんにちは。HAMTライターのてっちゃんです。 これまで、フレイルやサルコペニアと言われる「加齢に伴って衰えている状態」を指す概念については解説してきましたね。この2つの概念については違いも理解出来たのではないでしょうか。 ※読んでいない方はこちらの記事を読む前にご覧ください 今回はフレイル・サルコペニアと並んで有名な「ロコモ」について解説していきたいと思います。 正直、フレイル・サルコペニア・ロコモなど、似たような概念が乱立していることって我々医療従事者のみ

【HAMT】脳卒中後のうつ症状〜鍼灸師の強みを活かす関わり〜

「脳卒中を担当したけど、どうしよう?」 動作分析・歩行・予後予測など ⇩過去記事はこちらから⇩ 今回のテーマ \脳卒中後のうつ/ 【脳卒中後うつ概要】 コロ「患者さんの精神状態が不安定です」 先輩「脳卒中患者さんは運動麻痺など「目にみえる症状」と、精神状態を含めた「目に見えない症状」の両方に気をつけておくことが大切なんだ。」 コロ「30%ってかなり多いですよね。」 先輩「実際患者さんの主訴の多くは、麻痺や痙縮など運動機能にフォーカスされる場合が多いから、見落とされる場

鍼灸臨床で必要なサルコペニアの評価法

こんにちは。てっちゃんこと白石です。 前回はフレイルに続き、加齢に伴う衰えを表現する「サルコペニア」について基礎的なお話をしてきました。 「サルコペニアってなんとなく筋肉が衰えるやつだよね」 「フレイルとサルコペニアは何が違うの?」 と曖昧に捉えていた方にとっては新しい発見もあったのではないでしょうか。 忘れてしまったという方はこちらをご覧くださいね⬇️ 前回で述べたことからもお分かりの通り、「サルこペニアは筋肉量の減少か否か」だけで判断するものではなく、”サルコペニ

2/14(水)「鍼灸師が知っておくべき 痙縮の病態理解と治療戦略」セミナー視聴リンク

2/14に開催するセミナーの視聴リンクはこちらになります。 また、コミュニティもやっていますので良ければこちらより申請してください。 ※視聴期限は2月末まで 下記のリンクよりご覧ください。

【HAMT購読者限定】2/14(水)鍼灸師が知っておくべき 痙縮の病態理解と治療戦略

HAMTライブラリ購読者無料セミナー! 2/14(水)鍼灸師が知っておくべき 痙縮の病態理解と治療戦略 ※HAMTライブラリ購読者限定の無料オンラインセミナーとなっています! 未購読者の方は先にnoteでのマガジン購読を済ました上でpeatixより申し込みください ■note購読の方法が分からない方はこちらをご覧ください👇 1.セミナー内容脳卒中患者さんを担当した時 コロ「あれ?肘が硬くて伸びない。」 コロ「痙縮?拘縮?よくわからない。。」 コロちゃんは学校で学ぶ「

奇経八脈の帯脈をキーワードに東洋医学を西洋医学的に考える

こんにちは、hanaこと玻名城です。 今回は東洋医学における奇経八脈の帯脈をキーワードに東洋医学を西洋医学的な視点から考えていけたら良いと思います。 キーワードとして掲げた「奇経八脈の帯脈」は過去の記事で触れている「腹圧」に西洋医学的に考えるヒントが隠れています。 帯脈の流注、関係する経穴、八脈交会穴等を腹圧や体幹、下肢の末梢神経等、解剖学的に考えることで「帯脈」について理解を深めるきっかけになるだけでなく、東洋医学の捉え方につながると思います。 それでは考えていきま

鍼灸臨床で必要なサルコペニアの基礎知識

こんにちは。てっちゃんこと白石です。 前回までは複数回にわたって「フレイル」に関して解説してきました。在宅医療の領域に携わっている鍼灸師は「病名はついていないけど、なんとなく加齢によって衰えていそう」という患者さんと出会う機会は非常に多いですよね。 そういった患者さんに関わっている頻度が多い我々だからこそ、「サルコペニア・フレイル・ロコモティブシンドローム」といった”加齢による衰え”によって起こりうる概念についての正しい理解を持っておくことはとても大切です。 今回はタイ

【HAMT】分析の超基礎編〜正常歩行から脳卒中の歩行を分析する〜

今回のテーマ \正常歩行&異常歩行の分析/ 今回の理解をさらに深める記事 \脳卒中の歩行介助法/ コロ「患者さんの歩行どこをみればいい?」 先輩「コロちゃん正常歩行って知ってる?」 コロ「普通に歩けるのが正常じゃないの?」 先輩「分析でまず大切なことは歩行を分解することなんだ」 コロ「歩行を分ける?どうして?」 例えば、「歩く時に支えるのが怖い」と想定します。 では怖いのは、具体的に歩行のどのタイミングなのかを明確化する必要があります。①足が接地したとき?②片足立ち

オーラルフレイルに鍼灸師ができることって?

こんにちは。てっちゃんです。 ”フレイル予防シリーズ”第5回となる今回は前回に引き続き『オーラルフレイル』について解説していきたいと思います。 前回は総論的なお話でしたので、今回はより実践的な内容となっています。 一見鍼灸師には関係のないテーマのように思えますが、オーラルフレイルの知識があることで在宅現場では間違いなく活用できる知識だと思います。 第1回『フレイルの全体像』の記事はこちら👇 第2回『フレイルの概念』の記事はこちら👇 第3回『社会的フレイル(概念編)』の

「経穴の効能」を「西洋医学的な視点」から考える

こんにちは、hanaこと玻名城です。 今回は、東洋医学における経穴(ツボ)の効能を西洋医学的な視点から考えていけたら良いと思います。 私が西洋医学的な視点から経穴を考えたきっかけですが、血海の「海」は血が大量に集まる場所と説明され、それに疑問を持ったことに始まります。 太谿(KI3)と後脛骨動脈 太衝(LR3)と足背動脈 のように実際に動脈が走行している経穴なら疑問を持つことはなかったでしょう。 委中(BL40)の方が膝窩動脈を取穴部位にするので「血」との関わりが良さ