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オーガニックさつまいも界に君臨する男

元祖筋育専用干し芋フィジーモの世界で活躍するキャラクターを紹介する企画です。

第2回目は、パパイモマンです。
父の日専用筋育有機丸干し芋、ハイパーパパイモに登場するヒーローです。

パパイモマンとは

パパイモマン

世界中で有機さつまいも農園を手掛けるパパイモコンツェルンの総帥です。のっとり・地上げ・競売落札・埋め立て・干拓、森林伐採、狙った土地を力づくで手に入れます。
ひとたびパパイモマンの手中に落ちたが最後、どんな土地でも有機さつまいも畑にされてしまいます。

側頭部と後頭部を「リーゼント」というらしい
トサカはポンパドールというらしい

マッスルトラクター

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1,200馬力のマッスルトラクター。空を飛ぶのは干し芋の差し入れに向かう息子フィジーモマン

愛車は、ボロトラクターを、V12エンジン搭載1,200馬力に魔改造した「マッスルトラクター」です。
嵐のよう土煙を巻き上げながら大地をかっぱいています(栃木弁)。
ボロはボロでも、父グランパパイモマンがWWⅡから引き揚げてきてから、有機さつまいも畑を開拓した時に使っていたものです。
フロンティアスピリッツが宿る大切なマシンなのです。

熱き心


オーガニックカーボで育てた背中の筋肉

若き日のパパイモマンは、グランパパイモマンの畑を手伝いました。
しかし戦後で皆貧しく、頑張っても暮らしは楽になりませんでした。
そこで彼は、自らの学費を稼ぐために毎朝登校前に自分で作った有機干し芋を売り歩きました。
干し芋をほおばり喜ぶお客さんの姿や、食べるとおっぱいがよく出るよと喜ぶ授乳中の方の言葉、子供たちの躰が大きくになるからありがたいという言葉が励みになりました。
こうして、「さつまいもこそが世界中の人を幸せにする」と確信し、生涯を有機さつまいもの栽培に捧げることを誓ったのでした。

暗転

グランパパイモマンから農園の経営を受け継いだ彼は、圃場の拡大にまい進します。
しかし、想いが強いあまり、なんでもありの拡大主義に走りました。
気づくと、彼を称賛していた人たちも背を向け始めました。
耳に入る非難の声、去っていく協力者、世界を救うという崇高であるはずの理念と現実との乖離、暗く深い海底に向かって行く激しい渦の中に心が吸い込まれしまうような感覚に陥りました。
渦に抗い、もがいてもがいて水面をつかむように浮かび上がったとき、確信したのです。
「やはり有機さつまいもこそが世の中を救うのだ。どんな手を使ってでも、どんな障害があろうとも、畑を拡大し続ける。」と。
そう、彼は暗黒面に落ちてしまったのでした。

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闇落ちしたパパイモマン

闘争の日々

邪悪な手を使い強引に拡大をかさねるパパイモコンツェルンの有機さつまいも畑は、ついにジャングル間近に到達します。
そこはゴリーモくんたちが幸せに暮らす楽園です。

マッスルトラクターに乗り込むパパイモマン、待ち受けるゴリーモくんと仲間たち、まさに戦いの火ぶたが切られるところなのです。

ジャングルを見据える
カーボチャージャー24Vを補給し決戦に備えるゴリーモくん

悩み


豪傑の彼にも悩みがあります。
息子フィジーモマンの中二病が治らないことです。
パパイモコンツェルンの跡取りとして大きく育って欲しいと願っています。

フィジーモマンの物語はこちら

文:戸崎泰秀

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