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治療64日目、第4クール1日目「副作用は否応なしに出る。我慢の日々が始まる」

2024年10月18日(金)治療64日目、第4クール1日目、オキサリプラチン点滴、カペシタビン1日目

 7時に起床。今日は点滴の日。いつもと変わらない朝のルーチンをこなし、通院の準備をする。気を落ち着けるため電車の座席に座りたい。余裕をもって駅に行き、各駅停車に乗車する。反対側のホームから通勤快速が発車した後、私が乗った電車の番。目を閉じて電車の振動に身を任せていると、いつの間にか満員になっていた。乗り換え駅で地下鉄に乗ったがこちらでも座ることができた。今日はついてる。

 目的の駅で降り病院へ向かう。妻が「病院が近かったらいいのにね」と言ってくれた。紹介されたのが大学病院なので近くにないため、しょうがない。前に婦人科の先生に聞いたところによると、個人で開業するためには約2億円の資金が必要だそうだ。もちろん分野によってばらつきは大きいだろうし、その先生は現在首都圏の大学病院の科長さんなので開業は同じ首都圏を想定していると思う。それでも、場所の賃料に加え、医療機器や、スタッフなど準備するものは多岐に渡る。開業医がその場で手術ができないのは、準備する医療機器の値段が莫大だからとのこと。特に外科は、手術をサポートする医療機器が日進月歩でありそれに伴い値段もうなぎのぼりだとか。

 迎えに来てくれた妻と一緒に病院から帰る頃には全身にシビレが出てきて、とてもではないが妻が食べたいといったお寿司を食べる気にならない。冷たいものを口に入れることを想像したくないから。代わりに冷凍のちゃんぽんを作ってもらい、事なきを得た。

 今回の点滴で新たに出てきた副作用を下記に示しておく。

  • 鼻水が出る => 前回同様だが、今回は大量に出る

  • 点滴の途中でむくみが出た

  • のぼせてるように、ふらふらする

  • めまいがする時のように、すぐ目を閉じたくなる

上記に加え、以前から発現している副作用は否応なしに出ている。また我慢の日々が始まる。治療が終わり医師から経過観察を告げられるまでの間、あと三か月だ。

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