ご挨拶と自己紹介

初めまして。
こちらは国民の健康寿命の増進に寄与することを目的とした、予防特化のセラピストとして活動するにあたり、その知識の普及のために立ち上げたアカウントです。

17年前の9月、アメリカの総合医科大学へ編入し、学ぶチャンスに恵まれました。
その大学は、身体的・精神的・社会的・霊的すべての領域で総合的な健康というものについての教育がなされており、幸運にも私はそのような土壌で学ぶことができました。

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アメリカでは西洋医学の治療費が高額で、国民皆保険制度ではなく保険会社との契約により医療費が支払われますが、
点滴1本10万越え、救急車を要請して数日の入院で150万円したり、手術が必要になると1千万円を超える医療費がかかるという状況でした。

アメリカの医療は、西洋医学のほかに予防医学が軸となり、自然療法医師や中医学医師、オステオパス(整骨)やカイロプラクターも医学校卒業で医師免許という、医療全般における水準が高く、様々な治療がなされていたのも印象的でした。

帰国してリハビリに従事して15年の臨床経験の中で感じた事は、
リハビリ職自体がまだこの国で戦後になって導入された国家資格のため、この国のリハビリの研究分野は医療機関での担当疾患の介入によるものが大半であり、
予防的介入やスポーツリハビリテーションなどにおいては圧倒的に基礎研究が足りないこと、
国民の予防に介入するセラピストがまだ少ないこと、
予防医療がないため、いくら頑張ってリハビリをしても、病気になって日常生活に支障がでるような後遺症が残る前に介入する必要がある。

アメリカで予防医学を学んだからこそ、病気を予防するための基盤がないこの国の医療に新人当初から違和感と矛盾を感じ始め、
あれだけ大変な思いをして学んだのに、それを発揮できずに組織の歯車として回ることだけを期待され、日々の葛藤は大きくなる一方でした。

なにより日本の医療費は年々増え続け、42兆円を超える大赤字。
それを知った時、もう医療従事者としてではなく、新たな道を模索する必要性を痛感することになります。

新人として勤務し始めたと同時に、リハビリ分野の保険点数切りに国が方針を転換し、いわゆるリハビリ氷河期が到来します。
幸か不幸か、それを機に独立するリハビリ職が増加しました。

予防医学をアメリカで学んだからこそ、リハビリ職として、外から出来る事を模索しよう。心臓のオペをきっかけに、独立を本気で考えるようになります。

リハビリ職として勤務した15年、
この増加し続ける医療赤字に予防医学で防げるものは防がないと、この国は大変な事になる。
この翌年に、勤務医時代から予防に力を入れてきた若い先生に出会い、予防特化の理学療法士としても活動する事を思い至りました。

予防医学は病気になってからも体の健康を取り戻すのに有効です。
なぜなら、臓器別の解毒の治療や機能医学的分野からのアプローチで難病の症状緩和にもエビデンスが報告されてきているからです。

2018年よりイタリア健康科学の学びを開始。こちらでは、15年の臨床経験を経て、リハビリ側面から国民の健康寿命に寄与できる内容を投稿していきます。
他にもいくつか発信しているアカウントがありますが、
こちらは理学療法士としての記事と、アロパシー医学以外の医療も紹介していきます。
またアメリカ予防医学や論文からのエビデンスなどの記事がメインとなります。

それでは今後もよろしくお願いいたします。

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