使えない筋肉

使えない筋肉なんてのはたまに聞きます。
SNSで見たのですが、ボディビルダーがボクシングのミットを打っている動画を見て
「筋肉があってもパフォーマンスにはつながらない例」なんて言っちゃってる方がいて、
それに対するコメントは「ボディビルダーがボクシングしてるんだよ?慣れてないんだから当たり前じゃん」的なものと、素直に「なるほど」なんて言っちゃってるものでした。
当たり前ですが慣れてないことをすれば誰でも動きはぎこちなくなります。
野球選手やサッカー選手がボクシングをやっても同じことが起こります。
それをなぜかウエイトトレーニングをしてる人の動きを見るとそういうことを言ってしまうのです。
恥ずかしいからいい加減やめなさいと思うのですが、少しは歩み寄りたいと思います。

ウエイトトレーニングのやり方によっては動きが悪くなることもあります。
ウエイトトレーニングというと、ボディビルのように見た目を競うもの、ウエイトリフティングやパワーリフティングの様に一回の挙上重量を競うもの、競技力向上のためのウエイトトレーニングがあるのですが、そこら辺の区別もつかずに語ってる人がほとんどです。
上記にはそれぞれ変数があります。
種目の選択、強度、回数、頻度、期間等。
これらを操作しつつ競技練習とのバランスを考えながらやります。
ウエイトトレーニングと競技練習の割合が10:0で、しかもやったことが競技力向上のためのウエイトトレーニングでなければ動きが悪くなることもあります。
競技のためのウエイトトレーニングだったとしても競技練習が0なら動きが悪くなります。
でも普通はそんな人はいません。
たまにウエイトトレーニングに魅せられた人がウエイトトレーニングだけでどこまでやれるか挑戦するのを見かけますが見事に撃沈します。
これも当たり前です。
上記は極端な例ですが、大体文句を言う奴は割合とか量とかが考えから抜けてます。
競技力向上のためのウエイトトレーニングは競技練習に支障が出ないように疲労や筋肉痛の出るタイミングを考慮するし、筋肉痛が出ないようなやり方もあるし、なんなら競技練習や試合で力が出るようにすることもできます。

でもウエイトトレーニング否定派はそんなことは知りません。
でも文句だけは言いたいのです。
距離をとったほうがいいでしょう。

ウエイトトレーニングは動きがぎこちなくなると言う人がいまだにいるみたいですが、適切に行えば動きを良くします。

可及的速やかにウエイトトレーニングをやりましょう。

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