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soeji
壱ぼむ｜著者｜BL漫画｜詩的感想
話に無駄がない。ずっと愛が満ちている。壱ぼむさんの素敵な二作品について。
お隣さんに恋をしてもいいですか
願ってる
叶えばいいって
期待している
伝わって
でも
「お客さん」
でも
「お隣さん」
でも
隠しきれないかくしごと
ごまかしきれないねがい
ねぇ
触れてほしい
シフォンケーキのように
やさしい
生クリームのように
ふわふわでなめらか
甘くて
あわくて
甘酸っぱい
ねぇ
触れたらどうなるの？
‐作品はこちら
結び目をほどいたら
それは何？
どんな色？
どんな形？
どんな模様？
重い？
それとも軽い？
匂いは？
この結び目はなに？
ピーンと張っていた 一本だったそれは
いつのまにか 何十本にもなり
張り巡らされた
ひとたびつまづいたら
瞬く間に絡めとられて
何も見えなくなった
どこから どうやって
もう諦めるべきなのか
「好きなんですね」
ああ 結び目が……
‐作品はこちら
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