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FLOORPACK Flex ファーストインプレッション 初代との比較など

dripの「FLOORPACK Flex」が届きましたのでファーストインプレッションとしてレビュー記事を書きます。
初代の「FLOORPACK」も使用しているので、そのあたりの比較などもしていきたいと思います。

FLOORPACK Flexとは

「FLOORPACK」シリーズは簡単に言うと「二気室のバックパック」です。
モノを入れる部分が2階建て構造になっており、モノの住所をきちんと決められたり、重さのバランスを取って配置するなどができるようになります。

初代「FLOORPACK」はスクエアな外観と可能な限り装飾などを排除したミニマルなデザインで、「Flex」はコンセプトは引継ぎつつも、カジュアルなデザインでカメラバックとしての機能を強化したモデルです。
二気室のバックパック自体は他社からも販売されていますが、機能性重視で素材や見た目が後回しにされているものが多いので、気に入っているシリーズです。

開梱から

ロゴ入り段ボール

商品とは直接関係ないのですが、dripのロゴ入りの段ボールで配送されました。
オリジナルの段ボールはコストと手間がかかるものだと思いますが、このあたりを惜しまないあたりも見た目にこだわるdripらしさが出ています。

梱包テープとコメント

梱包テープもオリジナルで、天面には配送ドライバーへのコメントが書かれていました。
複数個所にデザインを施すとなると、どうせならともう少し派手に装飾したくなるものです。あくまでミニマルにやるというのがdripっぽいなと更に思いました。

ご対面

FLOORPACK Flex

取り出してみて一番最初の印象は、「あ、重いかも」でした。
勿論つらいなというレベルではありませんが、しっかりを差を感じることができます。
「FLOORPACK」が755g、「FLOORPACK Flex」が1,010gなので差は255gなのでもちろん差はあるのですが、あとは1日背負ってみてどこまで違いが出てくるかですね。

初代との大きさ比較

FLOORPACKとFLOORPACK Flex

初代「FLOORPACK」と並べてみました。
形もありますが「FLOORPACK Flex」の方が少しだけ大きいですね。実際の容量も1ℓ多く設定されています。やはりこう見ると初代は徹底的にミニマルに、「Flex」はカジュアルにとなっているのがよく分かりますね。

ナイロン生地も変更されており、「Flex」の方が目が粗く見えますが軽く、丈夫さは同じくらいに思えます。初代ではファスナー周辺の破損が多いと聞いて丁寧に扱っていたのですが、「Flex」ではファスナーの角度が無理のない設計になっているので安心ですね。色々試行錯誤したんだなというのがよ伝わってきます。

1階部分

1階部分

1階部分の初代と大きく異なる点は2つあります。

①仕切りが使えるようになったこと
これは「Flex」の特徴でもあるので、初代の時からここにカメラやレンズを入れていた自分としてはとても良い変更点でした。どのくらい入るかなどは改めて記事にしようと思います。

②開閉ファスナーが上開き型になったこと
これは個人的には最も嬉しい変更点でした。
野外(主に東京ディズニーリゾートですが)で1階部分のモノを取り出す際、下開きだとファスナーや周辺の生地に負担がかかるし、中のモノが落ちそうだったので、必然的に水平近くまで持ち上げないといけなかったのです。
上開きだと物が落ちる心配がないので安心です。

側面部分①

側面部分①

側面はマグネットとファスナーによって開閉できるようになっており、強度はありつつも中のモノが取り出せるようになっています。
ここにカメラを入れておくといいですね。ちなみにですがフルサイズの本体+標準ズームなど大きい場合は縦には入りません。写真のように横にして収納する必要があります。

側面部分②

側面部分②

反対側はメッシュ生地になっており、広げることでペットボトルや折り畳み傘などが収納できるようになっています。
底面もメッシュ素材なので強度は過信しない方がよく、望遠レンズなどを入れるのはやめておいた方がいいでしょう。

どうでもいい点ですが、メッシュの素材がとても好きでした。なんかずっと触っていたくなります。

2階部分

2階部分

2階部分は初代と同じく、2個所のメッシュポケットがあります。
やや深さが無くなった(「Flex」は約9cm、初代は約12.5cm)ものの、使用感が大きく異なるといったことはないと思います。

それよりも気になるのは、構造上仕方ないのですが天面のポケット(の袋)が大きく主張して1階部分を圧迫することでした。
初代は斜めに開くタイプで開いた側にくっついていくので目立ちませんでしたが、「Flex」ではずっと1階部分にぶら下がっているので双方のバランスを考えてモノを入れる必要がありそうですね。
個人的には、天面のポケットは最低限のモノを入れ、頻繁に出さないモノは2階部分にポーチなどで収納の方がいいかなと。

2階部分に見える天面ポケット

天面部分

天面部分

天面は前述の通りポケットになっています。
形状もありますが初代よりも容量が減っていますので、入れるものは厳選したほうがいいと思います。深さは結構ありますので意外と入りますけどね。

背面部分

PCポケット

PCポケットは背面に独立するようになりました。
背中側のクッション強度がかなり増しているので、より安心感があります。

ストラップ

ストラップのクッションもかなり強化されていて、肩への負担が少なくて済みそうですね。
留め具が金属からプラスチックに変更されてしまったのは少し残念ですが、初代はストラップの長さがどうしてもズレてしまうという問題があったので、それが改善しているならば良い変更だと思います。
コストのバランスももちろんあるはずなのですが、個人的にはここも真鍮だったら良かったな、とも。

底面部分

底面部分

底面部分は初代は熟成レザーで覆われていましたが、「Flex」はナイロンとなっており、代わりに荷物をくくりつけられるストラップがついています。
大きな真鍮パーツが特徴的でとてもかっこいいです。

ストラップを広げると高さ6cmほどまでストラップが広がるので、三脚などであれば入ります。
個人的には、冬場に丸めたブランケットとかを括り付けられたらなと思いますので入るサイズのものを探そうと思います。

まとめ

「FLOORPACK Flex」は、初代から「ここがこうなればいいのにな」と思っていた点が多く改善されていました。
細かく見ればもうちょっと・・・という点がないわけではないのですが、総じて満足度の高い「カメラバックとして使えるバックパック」だと思います。
見た目は普通のバックパックなので、年齢・ジェンダー・服装を問わず使いやすいでしょう。

【個人的GOODポイント】
・1階部分の開き方の変更
・1階部分の仕切り
・ファスナー部分の改善
・内部色がダークグリーンである
・側面部分①の開閉機構の追加
・側面部分②のポケットの追加
・背中クッション、ストラップの強化
・自社梱包材によるブランディング強化

【個人的もうちょっと・・・ポイント】
・天面ポケットの袋が1階部分で目立つ
・ストラップの留め具がプラスチック製
・熟成レザー使用部分が減少

次回は東京ディズニーリゾートに行く時のパッキングなども記事にしてみたいと思います。
100-400mmのような巨大な望遠レンズ、真冬のブランケットなどを持っていく時にどうなるのか楽しみです。

Yuz.

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