こんにちは、さようなら#5
写真を、絵、イラストレーションとして鑑賞するもの
と捉える人は多いと思います。
構図だとか、色彩だとかライティングだとか手段を駆使して
撮影者の感情の表現手段としてある写真。
それはそれであって良いと思う。
写真をしていると言うと
額縁に入れて飾るような物を想像される。
仕事にしているなどと言うと尚更、
風景ですか?人物とか?などなど。
私は写真を始めた頃から
どうもそういうセンスは無くて
でも、写真を撮りたかった。
写真に言いようの無い魅力を感じていました。
が、撮っても撮っても正体は
スルスルと、掴んだはずの手の中に残らず
数秒前の過去の時間と一緒に
どんどん流れていく感覚ばかりが残ります。
そして、ここまで掴めない、捕まえられないと
言ってるということは
逆説的にそれこそが写真の、
絵には無い重要な要素であり、個性なのでは無いかと
思うのです。
カメラは
今、何百分の1秒で在った時間を
捕まえて閉じ込める事が出来る。同時に
その時間がどんどん過去に遠ざかっていく感覚が起こる。
そこに閉じ込めてそこに残って見えているけれど
それはただ可視化するための絵、コピーであって
実際の「時間」そのものはそこにもう無いという事が
実感させられる。
僕が写真を続けていて思うことはそんなことで
結構大事なことを感じているのでは無いかと思うのですが
写真はそんなことお構い無く
どんどんやって来て、去っていきます。
撮影機材
76,82,85 SONY α7Ⅱ 28-70 f3.5~5.6
93 Panasonic DMC-GX7
77,78,81 Nikon D3 AF Nikkor 35mm f2
79,80,83,84,86,87,88,89,90,91,92 PLAUBEL makina67 FUJI 160NS
94 Nikon Z 6Ⅱ Z24-120mm f4
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