タテハチョウ
4月初旬
海辺のまちを訪ねるとまだ桜が盛り
川向こうの満開の山の中には
人の気配がまるでなく
でも梢の高みを飛び交うヒヨドリや
すぐ近くの枝を行き来するエナガなど
しだいに生き物が立てる音が聞こえてきます
そして足元にひらりと翅を開いて
タテハモドキが降りてきたのです
モドキなどと失礼な名前をつけられたこのチョウは
20年ほど前の北部九州ではまだ迷チョウで
定着したのは近年のこと
表翅の大きな目玉模様が特徴ですが
翅を立てる(閉じる)と
枯葉に擬態した地味な模様が現れます
ただ どちらかというと翅を開いて止まることが多いようです
河口近くの草はらにもタテハモドキはいました
そしてヒメアカタテハも
さらにキタテハまで
擬態など忘れたかのように
みな翅を開いて春を迎え入れていました
“Mushi kago biraki” is brought to you by Tenomarche
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