見出し画像

計算ばかりで行動しない!のすすめ

3日前にこんな記事を載せた。

こんな仕事をしていると勉強がかなり出来る人に会う機会も多い。そんな「デキる」の多くがまず「損得」をしっかり考えて「計算」!の印象を受ける。あれをやっていたら有利なんですか?この資格は有利なんですか?◯◯っていうミスコンは有利なんですか?あの事務所に所属していたらESは通過ですよね?みたいな(そんな事務所あるのだろうか?)。もちろん「ある程度」の計算は必要であると思うが。

「有利だからやる」みたいな風潮、昔も今も変わらずはまあ仕方ないこと。

そんな中でたまに「自身の損得度外視」な人がいたりするから興味深い。そんな「たまに出会う」「目先に損得にこだわらない」人はほとんどの場合「早めにアナウンサー職に決まる」。たまたまその人のやっていたことが、結果「有利に」働いて!である。元々それが有利だとは思っていない訳で。

そんな人は常に「他人をどう楽しませるか?」みたいな考えなのか?人当たりがSNSにおいてもスムーズなのである。これは勉強とかそんなの関係ない!であると思う。

話題は変わるのであるが、先日某◎局と某◯局アナウンサーお二人(一緒に)からお話をうかがう機会があった。これを載せるかどうか?少し考えたが掲載することにする。

アナウンサー採用選考において「原稿読み」は「さほど評価されなくて」ガッカリした。違う所が評価のウエイトの多くを占めていたような印象を受けた。

某◎局と某◯局アナウンサーのお話

「原稿読み」は「さほど評価されなくて」。このあたりが興味深いことなのである。

「どの局もまずは顔、次にスタイル。その次に求められるのはドジさ、愛嬌(あいきょう)などでしょうか。カメラテストでは『とっておきの変顔をして』『絶対外さない一発芸を』などのお題が次々に出され、いかに振り切れて瞬発力のある面白い対応ができるかを見ていたと思います。アナウンス技術などは、ずばぬけて上手な人以外は役にも立たないと感じました」

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO85086890R30C15A3000000/
後ろ倒しで地方局が狙い目? 女子アナへの道

上記記事にもそんなことが載っている。

過去に在京キー局の内定をとった」という女性にも話を聞くことができた。選考では何が重視されたのだろうか。

「どの局もまずは顔、次にスタイル。その次に求められるのはドジさ、愛嬌(あいきょう)などでしょうか。カメラテストでは『とっておきの変顔をして』『絶対外さない一発芸を』などのお題が次々に出され、いかに振り切れて瞬発力のある面白い対応ができるかを見ていたと思います。アナウンス技術などは、ずばぬけて上手な人以外は役にも立たないと感じました」
内定をとれた決め手は何だろうか。「個人的な感想ですが、タレント活動をしていた子は強いとおもいました。タレント活動で鍛えられていたせいか瞬発芸がうまかった。あとスポーツに特化していた人。チアリーディングをやっていた子はセミナーでチアを踊ってアピールし内定をとっていた。正直、私はアナウンサー養成学校に通うのは無駄だと思う」

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO85086890R30C15A3000000/
後ろ倒しで地方局が狙い目? 女子アナへの道

「アナウンサー養成学校に通うのは無駄だと思う」と「過去に在京キー局の内定をとった」人も述べているようで(結構前の記事になるが)。

計算ばかりせずに「いろいろなことにトライ」してみて「それが結果役に立つ」ことの方が良いのかと。

そんなことないだろ!と思う「私は無駄なことはしない最短主義」な人は、事務所に所属してメディアにたくさん出演してアドバンテージを取る(ホントにアドバンテージなのか?は結果出てみないとわからないが)のが良いと思う。でも自身は「あまり損得考えずにいろいろ経験して知識が備わっている人」の方が採用されやすいとは思うが、そのあたりは読んでいる人の判断なわけで。

話は少し逸れるが、今アナウンサーやっている人なんだけど、その人は徹底的に「親御さん」が出てこなかった。とにかく自立している人。卒業式にもご家族いらっしゃらない。長期休暇でも帰省せず、アルバイトしてしっかりと生活されていた。その人をこの前いつとは言わないがテレビで見かけた。学生の時と変わらず自立してしっかりしているように見えた。

その人が4年生の夏に会った時「私実は5年日記を付けているんですよ。アナウンサーの就活用どうこうではないんですけどね。思いついたことをつらつら・・・毎日書いています」みたいな話をしてくれた。この日記って就活ではかなり有益な使い方出来るんだけど、その人はそこまで考えて「計算」してやっていたわけではなかった。結果役に立った訳で。

その人の5年日記。最後のページはどう書くのか?次の5年も書くのか?その人の活躍も気になるが、個人的には次の5年が気になってしまうのである。

自身は「計算ばかりで動かない」ことをおすすめしたい(了)。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?