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はじまりおわりはじまり

使われていないおうちがうまれ変わりはじめたのは平成29年末。

SSロケットが上がる日をカフェのプレオープンの目標にしましょう!とマスターと話しました

その日から草ぼうぼうの家周りがどんどんきれいになって行きました

小さなハーブ園もできました

マスターは元船乗りさん。この土地が大好きで奥さまの里だったこの土地に移り住みました

観光ボランティアもされていて、この土地に幸せのブルービー(青いミツバチ)が生息していることも発見してくださいました

支えあい拠点を作るにあたって、カフェを作ろうとなった時、地域コーディネーターが相談すると大喜び!

これまでの生活の中で一番美味しいと決めたコーヒー豆を取り寄せて、コーヒーを入れる準備も着々と進めてくださいました

お菓子は美味しいのが近くにあるから買ってきてもらおう。コーヒー代は来られた方のお値段で。

試作で入れて頂いたコーヒーはほんと忘れられない味です

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 〜竹林は今はペパーミントでいっぱい〜

◯憩いの場・学びの場へ

スペースカフェと名付けられた支えあい拠点のカフェ。

マスターが用事がない日はほとんど毎日開設されていました。誰も来ない日器用なマスターは、メンテナンスに勤しんでくださいました。

カフェに訪れた方々としじみ手芸のワークもされていて、拠点事業の広報やフォローも見えないところでしっかりしてくださいました。

そのうち男性の常連さんができました

定年後のIターン・Uターンの方のつながりの場にもなりました。移住の酸いも甘いも語れるからそっと相談役になられたようです

町外からお見えになった方には観光案内を、実習に来た学生さんにはボランティアの楽しさをたくさん語られました。

ふいに来町した実習帆船の乗組員の学生さんには船乗りの心得と癒しを与えていらっしゃいました。

本当に大活躍だったのです

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◯暮しの保健室で…

最近浮腫むんだよね…と保健室のスタッフに相談がありそれから1年

マスターは星になられました

四九日を終えたとお聞きし、区切りとして外した看板にはヤモリくんが…

ああきっとここを守ってくださっているのだな…


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〜はずした看板〜

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〜家を守るヤモリくん〜


マスターがいたからはじまった支えあい拠点のカフェ

マスターが治療に向かわれてからは、生活支援コーディネーターさんが中心になり、地域の方々と月2回のかわいいカフェを運営していましす。

様変わりして続いていますが

想いは引き継いでいかれてます

はじまりおわりはじまり

ここはいいところだからみんなに知ってもらいたいなぁ

出来ることで役にたてたら人生楽しいよ

病床にいても他の患者さんのためにハモニカを吹き続けみなさんを喜ばせ続けたマスター

大好きなこの海にもきっと戻ってきていらっしゃるのでしょうね

どうか見守っていてください

私たちもがんばりますね

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