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詩と偈頌

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今まで書いた詩や偈頌をまとめたものです。 偈頌は瞑想を手助けするような、簡単な詩のようなものです。
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記事一覧

毎日の詩、抜粋2024年10月

2024.10.1『見つけられない』 失われたことなどないものを見つめている それが人間だと気づく…

毎日の詩、抜粋2024年9月

2024.9.1『広がる光景に自由を』 車通りの多い道の 脇に見える階段を登れば 河川敷が広がる そ…

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毎日の詩、抜粋 2024年7月

2024.7.1 『陰の意味』 いくつもの陰が私の近くにはある それは悪しき事柄なのだろうか それと…

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毎日の詩、抜粋 2024年6月

2024.6.1 『歩く先に』 上を向いて歩こう それは星空が澄んだ空気を満たしてくれたなかで 生き…

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毎日の詩、抜粋 2024年5月

2024.5.2 『毒はかわされる』 目を回らせるのは外側 回っているのは私 はじまりを意味づけした…

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毎日の詩、抜粋 2024年4月

2024.4.1 『真の音を聞け』 耳をそば立て 大事なことを聞き逃さないように それは小さな音なん…

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毎日の詩、抜粋 2024年3月

2024.3.1 音が響いている 部屋のなかで ただ燃え続けているものは日々 救われない魂が 一緒に歌う声は虚(うつろ)だが 心に訴えかける その隣で身体のぬくもりを 感じながら 互いの幸福を喜ぶ 男女に少しだけ嫉妬するだろう 2024.3.2 この身体のよろめきを 少しだけ高く持ち上げる 扉はそこに待っている 重たかった腰はもう軽い 誰かが、あるいは何かが運んできた 天使の羽を手に載せて この言葉のままに世界を渡ろう それが実りの力となれば また一つ踏み出していく 20

毎日の詩、抜粋2024年2月

2024.2.4 古い日々の幕開け 扉からは内側から叩く声 まだ何も始まっていなくても すでに始まり…

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詩:内面のレポンス

たとえ発話することがなくても、 人それぞれ内面では何かを考えたり感じ続けているとして、 そ…

詩:ともしび

兆候は それが兆候だと気づいたときには すでにはじまっていた、と、知るものだ 朝目覚める…

詩:ときもある

普段は聞き流すだけの人の話を聞いて ふと言うことを聞く気になる ときもある 待っててもなか…

詩:世界への叫びあるいは個人への祈り

朝起きました 日は登っている この世界もまわっている 鳥も鳴いている 背中には重いものを…

偈頌:苦しみと日常と

こころがざわついても 悲しみにくれても 日常は続いていく この呼吸と鼓動は同じように 私…

偈頌:受け入れること

喉と心臓を不愉快に刺すもの 今の私にとって それは異物 だけどだんだんと私になる トゲがとれて やわらかくなって この身体を 巡っていく 自分にとって不愉快な事実も場合によっては受け入れなければならないこともあります。それはあまりいい気分にはなりません。痛みも伴うし不愉快だと思います。しかしながら、どんなに不愉快な事実であっても人は次第にそのことを消化して受け入れていくことができるようになるはずだという気持ちを込めてこれを書きました。 消化とは、食べ物だけではないで