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お金について3冊の本を横断して読む④

こんばんは。オカダムです。

今回も遅れてしまいました。土日は色々忙しいようです。一度スケジュールを見直さないとなーと思います。


読む本の紹介

「節約・貯蓄・投資の前に 今さら聞けないお金の超基本」(以下、「お金のキホン」)
「いま君に伝えたいお金の話」(以下、「お金の話」)
「父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい 経済の話(以下、「経済の話」)

第4章の内容

(お金のキホン)
Chapter4.貯める
◯お金を貯める3つの目的
 ・良きせぬ自体に備えるため(病気、ケガ、災害)
 ・将来の出費に備えるため(結婚、出産、子供の進学、老後)
 ・高額な買い物に備えるため(家、車、海外旅行)
◯いくら貯めれば良いか
 →手取り収入の2割が理想
  ライフイベントの費用をまず確保
◯先取り貯蓄
 …予め貯蓄口座に振り替えられる。残ったお金で生活する
◯銀行の使い分け
 ・銀行振込&引き落とし銀行
  →近くにあって利用しやすい、手数料が低いなど
 ・貯めて増やす銀行
  →金利が高く、投資信託の品揃えが豊富な所が良い
◯預金の使い分け
 ・普段使いの銀行→普通預金(給与の受け取り、引き落とし、生活費)
          積立定期預金(定期的に定額を預け入れる)
 ・貯めて増やす銀行→定期預金(比較的金利が高い)
          →投資信託(NISA口座やiDeCo)
 ※積立でまず備えるためのお金を確保。
  100万円以上になったら増やすことを意識
◯月々貯められる金融商品
 ・積立定期預金→毎月自動的に普通預金から貯まっていく
 ・財形貯蓄(社内)→給与から天引きされる。会社と提携する金融機関の商品から選ぶ
 ・社内預金(社内)→給与の一部を会社が管理する
 ・確定拠出年金→運用によって年金を形成する
 ・つみたてNISA→積立投資の一種。20年間利益が非課税


(お金の話)
4.働き方が大きく変わる
・かつての日本の会社は「終身雇用」で、自ら途中で辞めない限りは定年退職まで安定して収入を得られた
・しかし現在では能力や成果によって給料を決める方向にシフトしている
・収入が不安定になるということは、今まで以上にお金に強くならないといけない
・スキルや能力で自分が会社や社会に提供できるものと、給料やキャリアなど自分が得られるものとのバランスが大事
・会社に勤めないという選択肢も始めやすくなった
・自分が思うようにチャレンジして、その結果が全て自分に返ってくるということは、面白いしやりがいがある
・みんなと同じことをしていたら、同じものしか得られない
・起業を成功させる秘訣は、アイデアによって変わった社会の「ビジョン」を見ること
・投資はお金を使って起業家の手助けをする仕事


(経済の話)
第4章.「金融」の黒魔術
Q.大恐慌はなぜ起こったのか?
A.金融機関が経済の循環を止めてしまったから

・起業家が借金をするということは、未来からお金(交換価値)を引っ張ることと同じ
・銀行家はそのお金を「何もないところから」用意する
・未来の成功のためにお金を用意する代わりに、利子を取るようにしている
・更にリスクを減らすために、その借金を投資家に債権として販売するようにした
・しかし、未来の社会の成長よりも借金のほうが膨れ上がったとき、経済は破綻する

Q.ではその状況を誰が救うのか?
A.国家が救う

・国家の銀行である中央銀行はお金を「何もないところから」用意する
・中央銀行が監督しても、銀行は暴走をやめない
・国は銀行が破綻しても国民のお金を守ることにした
・銀行と国家は持ちつ持たれつの関係
・政治家は銀行から支援を受けて当選しているので頭が上がらない
・銀行がもたらすものが経済を支えているが、行き過ぎると破綻させてしまう

Q.国はなぜ借金をするのか?
A.税収より支出のほうが多いから

・お金持ちは影響力があるため、自分たちの納税を減らそうとする
・国が救おうとする者たちは収入が低く、そこからも税金は取れない
・となると国は借金をする。そう、銀行から
・銀行からしても、国債はすぐ現金化できるため一番安心できる商品
・つまり国の借金は必要なものとなっている


今回の章では「お金のキホン」と「経済の話」のなかで銀行について説明があります。「お金のキホン」の中では「銀行は預かっているお金を使って企業にお金を貸している。そのときの利子で儲けている」という説明があります。一方で「経済の話」では「銀行は何もないところからお金を生み出している」という説明があります。前回も「借金が経済を回している」という話がありましたが、現代では領主ではなく銀行がその役目を担っているようです。

「お金の話」で出てくる起業に上記の話は関係してきますが、こちらの本では「アイデアでお金を集めること」と「ビジョンを達成すること」が起業を成功に結びつけると言っています。お金は銀行からだけでなく、今だと世界中の誰からでも集められてるようになっています。それはすべての人が投資家として起業を直接応援できるようになってきたからです。

こう考えると、今後は銀行ではなく、投資家が「何もないところから」お金を出してしまう時代になるかもしれないな、と思いました。

今後は更にネットバンク化が進み、投資家個人に対して預け入れるという選択肢が…と書いている途中で「それって投資信託では?」と気づきました。つまり投資信託やETFを個人が作成し、販売する時代が来るような気がしています。

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