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キーはどうやって決めるか

今回のテーマは、曲を作るときにキーはどのようにして決めるか、という話です。

最初に結論を書くと、なんとなく

葬送のフリーレン…ではないですが、キーはなんととなく…で決まることが多いという結論になりました。

つまり、最初に思いついたメロディのキーがそのまま曲のキーになることが多いです。では、最初に思いついたキーはなぜそのキーなのか、といわれたら、全然分かりません。すみません。

天からキーが与えられる、みたいな感じなのです。歌だと、自分の音域に合わせることが多いのではないかと思いますが、よく分かりません。

明白に決まることもあります。アコースティックギターのパートから作るような場合、コードを弾けるかどうかでキーが決まります。例えば D のアルペジオ特有の装飾音を使いたい場合、キーは D になります。他のコードでは演奏できないのです。

Cで作っておいて移調するという技

ネットでよく見る技法ですが、とりあえずキーをCで作曲しておいて、必要に応じて作成中に移調する技があるそうです。特にMIDI キーボードから音を入力する場合、Cのキーにしておいた方が弾きやすい、という事情からくる技だと思われます。
(公開時に転調と表現していました。解説は「移調と転調とTranspose」に書きました。6月11日追記)

確かに私のようなキーボード弱者だと、キーがCの曲が一番弾きやすいです。最近は使っていないのですが、実はMIDIキーボードも持っているので分かります。

Bluetooth キーボードは DTM で使える?

所持しているのは、KORG の microKEY Air というキーボードです。ケーブルで接続しなくても Bluetooth で接続できるというお手軽なキーボードなのですが、キーボードとワイヤレスイヤホン、両方 Bluetooth 接続で本当に DTM の入力に耐えられるのか、というのは未知の世界です。

もちろん音は出ますが、問題は遅延です。

ただし、このキーボードは USB ケーブルで接続することも可能なので、そちらで接続すれば遅延は最低限になるでしょう。また、ちゃちゃっと入力するにはなかなかいい小型サイズで、値段も安かったし、入門用にはいい選択なのかもしれません。

結局、キーボード演奏のスキルがボトルネックで使えないという状況、というのが当たっていると思われます。折角だから少し使ってみようかという気分になってきました。

キーを決めなくても作曲できるの?

実は出来ます。ていうかいつも普通にしています。曲が完成してもキーが何か分かっていないことが普通にあります。

まずとりあえず最初の音をマウスで入力します。メロディーでもいいです。それでキーが分かっていなくても、作曲者が知らないだけで、事実上、キーは決定しています。後はそこからマウスクリックでポチポチ音を入れていけばいいのですが、ここでポイントは、

キーが分かっていなくても、音を実際に出せば何とかなる。

という現実的なアプローチか成功するということです。

例えばⅤ7のコードを使いたいのなら、入れた音がⅤ7になるように他の音を追加すればいいわけで、その時にキーがDだからAやGを使おう、とか考えたりはしません。マウスを適当に間隔をあけてクリックしてⅤ7の音にするだけです。

ピアノロールの位置は指が覚えている

ピアノロール画面には濃淡が付いていて、白鍵と黒鍵を区別できるようになっています。

付いてますよね(笑)。

個人的には、そういうのを一切無視して、間隔を参考にして勘で音を入れていきます。こことこことここをクリックしたら major になる、みたいなことを指先が理解しているのです。

ピアノが弾ける人が、major chord を押さえるときに、右手親指がココにあるから中指でこの鍵盤を押さえて…とかいちいち考えなくても手の指が体で覚えているのと同じ原理だと思います。

ピアノより簡単

ピアノは黒鍵と白鍵の差があるため、Cmaj と C#maj の指の開き方は違うはずです。

ピアノロールに入力するときは、Cmaj のパターンを単純に1つ上にずらせばC#maj になります。打ち込む時に特に差は感じられず、同じように打ち込むことができます。

余談

インスト曲があるのだが

今日は余談のネタもないのですが、毎回余談を書く習慣になっているので、現状とか。

実は、インスト曲で未完成で放置してあったのが、2曲、まあこんなものでいいか、という状態になりました。ただし、この曲はイメージアルバムの中に入れたいと思っているものなので、小出しにしようかどうかで悩みがあります。

あと、もう1曲、久しぶりに開いたらトライアングルの音が聞こえないという謎現象が発生しています。謎現象です。

毎日投稿

この連載、60日以上連日投稿しているようです。これ位続くと、途切れてしまうのがもったいなくなってきます。

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