週末ダウは43ドル安、週間では322ドル上昇

週末7月5日(金)のNYダウは
43ドル安
26,992ドル
と5営業日ぶりに下落しました
この日発表された6月の雇用統計において
雇用者数が市場予想を上回りました
このため景気は堅調との見方が再認識され
利下げ期待がやや遠のいたことから
株式が売られ
ダウは一時は
232ドル安(26,733ドル)まで下落しました
ただ
平均時給が市場予想を下回ったため
インフレ懸念は強くないとの見方から
株式を買い戻る動きが強まり
ダウは下げ幅を縮小しました
ダウは
週間では322ドル(1.2%)上昇しました


利下げ期待後退により
NYの外国為替市場では
日米金利差拡大を見込んだ
円売りドル買いが強まり
1ドル=108円40~50銭台へと
東京市場の午後(107円80銭台)に比べ
円安ドル高が進みました

シカゴの日経平均先物は
21,665円と
東京市場の日経平均終値
21,746円
を下回って引けました


週明けの日経平均は
週末と同水準で始まると予想されます
短期的には
日米の株式市場は反発が続く可能性があります
ただ
米中は今後も政治・経済分野で対立し
株式市場の波乱要因になることがあり得る
とみています
中国景気は
米国による関税引き上げによる停滞が続き
日米欧の景気を押し下げる状況が続くと予想されます
米国については
強弱入り乱れるの経済指標の発表により
利下げ期待と期待後退を繰り返し
株式市場は上下動を繰り返すと予想されます
日本については
中国の景気回復と円の下落が期待できなければ
株式の本格反転は難しい
と考えています

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