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マクニカ、産業機器・自動車向け好調

マクニカ<3132>は
国内最大手の半導体商社です

取り扱う半導体は
アナログ半導体や特定用途向けのIC(集積回路)が中心です


【10~12月は86%増益】
2023年3月期
第3四半期(22年10~12月)業績は
売上高:前年比41%増の2754億円
経常利益:同86%増の171億円
と大幅に伸びました


売上の用途別では
産業機器向けが
前年比56%増(1141億円)
車載用が
同88%増(475億円)
とけん引しています

生産の効率化・省人化のための
FA(ファクトリーオートメーション:生産自動化)機器に対する需要は
根強い状況が続いています
また
自動車分野では
安全性向上・自動運転機能の付加に加え
EV(電気自動車)の普及に伴い
車載半導体の市場が拡大しています


商品別では
アナログ半導体が
前年比60%増(742億円)
と大きく伸び、収益拡大に寄与しました
光、音、温度、圧力、音声、振動などをセンサーで感知し
電気的に制御するアナログ半導体は
FA機器や自動車に多く使用されています

ASSPも
前年比73%増(358億円)
と好調に推移しました
ASSPとは特定用途向けに設計されたICで
音声・画像処理向けとして車載用に需要が伸びている
と推測します

PLDは
同56%増(300億円)
となりました
PLDは回路設計を変更できるICで
車載用、産業機器用に伸長していると思われます


【通期は44%増益予想】
会社側は、通期業績について
売上高:前年比31%増の1兆円
経常利益:同44%増の510億円
と予想していますが

第4四半期(23年1~3月)が
売上高:前年比13%増(2320億円)
経常利益:同7%減(102億円)
と、売上の伸びが鈍化し経常減益となっても
会社予想を達成できます

FA機器、自動車向けは
好調持続を見込めることから
通期業績は会社予想を上回る可能性が高い
と考えています


(注)これは情報の提供のみを目的としており
特定の銘柄を推奨するものではありません
銘柄の選択などの投資にかかる最終決定は
御客様御自身の判断にて御願い致します

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