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菊水、4~6月は47%増益

菊水<6912>(旧菊水電子工業)の
2024年3月期
第1四半期(23年4~6月)業績は
売上高:前年比23%増の28億5千万円
経常利益:同47%増の3億9千万円
と好調です


電子計測器(国内)は
前年比28%増(7億6千万円)
と伸長しました
電気自動車(EV)バッテリーの耐電圧・絶縁の試験器が
電池関連企業や電流を制御する半導体の関連企業向けに伸長しました
航空機器用電子機器向けも伸長しました

電源機器(国内)も
同22%増(19億9千万円)
と堅調に推移しました
宇宙産業、EVを含む車載関連、電子部品市場に加え
太陽光発電などエネルギー関連、空調関連市場向けに伸長しました

海外市場における販売は
同20%増(15億1千万円)
と順調に拡大しました
米国においては
半導体関連では投資抑制の動きがみられるものの
宇宙産業、車載、エネルギー関連市場向けが好調です
欧州は車載関連が伸長しました
中国、韓国向けは電池の安全試験機器や車載関連が伸長しました
東南アジアは車載関連に一服感があります


【上期会社予想は減益】
上期(4~9月)業績の会社予想は
売上高:前年比0.3%増の54億5千万円
経常利益:同8%減の6億4千万円
ですが

第2四半期(7~9月)が
売上高:前年比16%減(26億円)
経常利益:同42%減(2億5千万円)
と売上・利益ともに大幅に減少しても会社予想を達成できます

EVを含む自動車向けの好調を持続できる見通しで
特に
利益率の高い電子計測器の好調を見込めることから
上期業績は会社予想を上回る可能性が高いと判断しています


【会社概要】
電子計測器、電源機器を製造しています

電子計測器は
家電、OA機器をはじめとする電子機器の
安全性、正確性の測定・試験に使用されます
近年は
自動車のノイズ耐性や
電気自動車(EV)用バッテリーの絶縁性能の
測定需要が高まっています

電源機器は
工場や研究開発施設において
安定した電力を供給するために使用されています
近年は
宇宙産業や電子部品関連の評価試験および製造設備用の直流電源や
EV/ハイブリッド自動車(HV)の性能評価に使用される電子負荷装置(電流を制御する装置)および
パワーコンディショナー(※)の評価に必要な交流電源の
需要が高まっています
(※)太陽光パネルで発電した電力など直流の電気を家庭で使用できる交流に変換する装置


(注)これは情報の提供のみを目的としており
特定の銘柄を推奨するものではありません
銘柄の選択などの投資にかかる最終決定は
御客様御自身の判断にて御願い致します

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