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公式マガジン『東京マサラ部、インドをつくる』

インドに行けない僕らが東京にインドを作り上げるまでの挑戦の記録。 カレーは手段ではなく、常に目的である。カレーを作り、カレーを食べ、カレーについて考え続ける。都内某所に存在する… もっと読む
・カレーシェアハウスのヒト、コミュニティ、家についてクローズドで配信します。 ・東京マサラ部室の活… もっと詳しく
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#カレーは哲学

随時更新:『東京マサラ部、インドを作る』のガイドブック [index]

旅に出られない僕たちが東京にインドを作るために始めたカレーシェアハウス東京マサラ部室ですが、早いもので設立より半年が経過しました。まだまだインドは完成していませんが、少しずつカレープレイヤーの集まる場として機能し始めています。数字で言えば、いままでに500を超えるカレーが作られ、来客述べ人数は100人を超えました。 カレーシェアハウスで生み出されたカレー、遊びに来てくれた人、カレーの基礎研究レポートについて発信するカレーシェアハウス公式マガジン『東京マサラ部、インドを作る』

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東京マサラ部26.七草サーグを作ったよ

カレー的にはやりつくされた恒例のネタという感じがするが、1月7日は七草の日ということで七草サーグを作りました。 日本の春の七草はセリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロであるがぜんぜんなかったので、家にあった草を使ってサーグを作ることに。 参考にしたサルソン・カ・サーグSarson ka Saagは本来はカラシナを中心に使ったペースト状の料理なのだが、緑色の草でとりあえず代用。 ほうれん草 青唐辛子 ディル カレーリーフ コリアンダーリーフ にんじ

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東京マサラ部25.生ターメリックを使ってもカレーはできるのか?

ターメリックはほとんどのカレーを使うときに欠かせず、香りを下支えする役割を果たすスパイスだ。しかし、自分はいままで既製品のターメリックパウダーを使った経験しかなかった。 昨年の暮れに東京の農園から掘りたてのターメリックを仕入れることができたので、ためしに生ターメリックを使ってカレーを作ってみた。 このnoteの続きとなります。 著者近影 生ターメリックの分量はどのくらいが適切なのかわからなかったのだが、パウダーに加工するときのプロセスとして茹でてから乾燥させる工程があ

東京マサラ部20.明日はくそったれなクリスマスイブ!だから俺はバングラデシュのチキンレッグローストを仕込む(レシピ)

※画像はイメージです。 錦糸町で座席に座ると自動的に出てくるアレ、バングラデシュのチキンレッグロースト。 今日と明日はなぜか知らないけどスーパーでやたら骨付きモモ肉を売っているのでビエバリチキンロースト(Biye barir chicken roast)を作りましょう。日本のスーパーでも普段から骨つきモモ肉とか骨付きぶつ切りとかどんどん売ればいいのに! ベンガル語でビエবিড়িは結婚、バリবারীは家を意味するらしい。そういえば去年、一週間程度のバングラデシュの滞在の

東京マサラ部19.バングラデシュのフィッシュマーケット

東西のベンガル料理の違いとベンガルの魚の分類、バングラデシュのフィッシュマーケットの想い出について。 12月はnote毎日更新中。カレーシェアハウス応援マガジンをフォローすると、東京マサラ部室の活動レポートを毎月読むことができます。日記的なものは基本公開記事、月2回の部活動レポートは購読者限定公開となります。 12月の東京マサラ部室テーマはベンガル料理。 ベンガルも大きく西ベンガル(インド)と東ベンガル(バングラデシュ)に分けられる。東西ベンガルの料理の違いに関しては以

ターメリックのnote【東京マサラ部活動レポ】

産地別のターメリックパウダーの食べ比べ、ターメリック以外のウコンの可能性、パウダーではないターメリックの調理法などを、いくつか試してみた。 11月のスパイステーマはターメリック。ヒンディだとハルディ(हल्दी)、ベンガル語だとホルド(হলুদ)。あらゆるカレーの基本となり、そのままでは土くさいような香りと苦みがあるけど、入れないとなんとも物足りない。力強いベースのような役割を果たすスパイス。 本記事はカレーシェアハウス応援マガジン「東京マサラ部、インドを作る」購読者向け

東京マサラ部18.カロンジのnote

ベンガル料理を作るときによく使われるスパイス、というかベンガル料理くらいでしか使い道がわからんスパイス、カロンジ。ベンガルでよく使われる5つのスパイスのミックス、パンチフォロン(Paanch Phoron / পাঁচ ফোড়ন)の一つの構成要素でもある。 代表的なパンチフォロンの構成はフェヌグリーク、ニゲラ、クミンシード、ブラックマスタード、フェンネルシードを同量ミックスというものだが、構成が違うバージョンもある。 また、フェンネルシード、クミンシード、フェネグリーク

東京マサラ部17.くさい魚は結局うまい、Shutki Bhorta

今回は全部読めます。 いつまでボルタの話を続けるんだこいつという感じだが、気が済むまで続けます。 ボルタの話をする上で避けては通れないのがshutki bhorta。shutukiは干し魚の意味。発酵している魚を細かく裂いてご飯のお供にしたもので、やたらコメが進む。これはクセモノ好きな人にはたまらない料理だと思う。 ベンガル人のカラダは米と魚でできていると言うが、発酵した魚を食べるということは、日本と共通した味覚があるのだと思う。 東京マサラ部マガジン、12月は毎日更新

東京マサラ部16.真っ赤なチキンカレーMurgir Laal Jhol/মুরগির লাল ঝোল(レシピ付き)

東京マサラ部マガジン、12月は毎日更新中。 マガジン定期購読はこちらから。購読するとカレーシェアハウスを応援することができます。 先日は青唐辛子を大量に使った緑色のチキンカレーについて書いたが、ベンガルでは真っ赤なチキンカレーも有名で、その名もমুরগির লাল ঝোলという。ムルギル・ラール・ジョル。そのまんま、鶏の赤い汁ですね。鶏赤汁。 ジョルといった場合、汁気の多いカレー、ブナやコシャと言ったらドライタイプのカレーだということを覚えておけばとりあえず生きていけると