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公式マガジン『東京マサラ部、インドをつくる』

インドに行けない僕らが東京にインドを作り上げるまでの挑戦の記録。 カレーは手段ではなく、常に目的である。カレーを作り、カレーを食べ、カレーについて考え続ける。都内某所に存在する…
・カレーシェアハウスのヒト、コミュニティ、家についてクローズドで配信します。 ・東京マサラ部室の活…
¥499 / 月
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#チャイ

随時更新:『東京マサラ部、インドを作る』のガイドブック [index]

旅に出られない僕たちが東京にインドを作るために始めたカレーシェアハウス東京マサラ部室ですが、早いもので設立より半年が経過しました。まだまだインドは完成していませんが、少しずつカレープレイヤーの集まる場として機能し始めています。数字で言えば、いままでに500を超えるカレーが作られ、来客述べ人数は100人を超えました。 カレーシェアハウスで生み出されたカレー、遊びに来てくれた人、カレーの基礎研究レポートについて発信するカレーシェアハウス公式マガジン『東京マサラ部、インドを作る』

毎月第3金曜日(つまり本日)は京都市庁舎前広場でチャイを売っています

こちらの京都市の公式noteで紹介して頂いたのですが、京都市役所の都市計画局まち再生・創造推進室による「小さな芝生広場」という社会実験に少しだけ混ぜて頂き、チャイ屋台を出店しています。 当日の告知になってしまいましたが、今月は6月21日の17時頃からゆるやかにスタートします。既に昼はめちゃくちゃ暑いので、夕方のスタートとなりました。 我々印度乳業はクラフトミルクチャイとチキンサールナ(南インドタミルのココナッツチキンカレー)、パロッタをご用意します。売り切れ次第終了なので

会社を辞めて京都の大学院生になり、屋台でチャイやカレーを売りながら学費を稼いでいるよ #印度乳業

最近人生が散らかってしまっていて(自分で散らかしているのだが片付けるのが苦手)、死ぬまでに一度やってみたかった「京都で学生」というやつをやっている。さらになんやかんやあって5月からチャイやカレーを売る屋台活動を始めた。東本願寺のフェス、京都市役所前、佛現寺、クエスチョン、アンテルームなど色々な場所に立て続けに出店して疲弊し、身を削った分いくつかの学びもあった。屋台実践を通して見えた風景を少しだけ共有できたらと思う。 こちらのテキスト(https://www.jstage.j

71杯のチャイから見るインド #印度乳業

インド滞在で飲んだチャイを数えてみたら71杯だった。チャイを通してみたインド旅の景色を少しお裾わけしてみようと思う。 インドでは暮らしと共にある「チャイ」という庶民の飲み物。チャイのあるところに人が集い、心緩む瞬間にはいつもチャイがある。 チャイというのは本来は単に「茶」のことを指す言葉だが、日本ではインド式のスパイスの入った煮出しミルクティーのことを連想するだろう。ちなみにインドではスパイスの入ったチャイはあまり一般的ではなく、入っていても生姜とカルダモンくらい。あえて

カシミールピンクチャイ試行錯誤メモ #カレーだいしゅき手記

インドとパキスタンにまたがるカシミール地方にはピンク色のチャイがある。チャイと言っても緑茶を長時間煮込み、重曹でpHを調整し酸化させ、仕上げに牛乳を加えることでピンク色にするというものだ。 一ヶ月ほどカシミール料理研究をしていた時、女性陣を中心にやたら盛り上がっていた。それももはや2年くらい前だが、今更になってカシミールピンクチャイをつくってみた。 参考にしたnote(いわゆるdoya.レポート) 今回は吉祥寺のクラフトミルクスタンド武蔵野デーリーさんの牛乳を使わせてい

吉祥寺・武蔵野デーリークラフトミルクスタンドで新春チャイ祭りだよ!(牛乳を活かすチャイレシピ追記)

年始から大変な騒ぎの世の中で、おめでたいとも言い切れない世の中ですがいかがお過ごしでしょうか。自分は忘年会で蔓延したインフルエンザで完全に寝込み、いまだ本調子ではありません。今年はnoteでのアウトプットを増やすぞ。noteを毎日書くコツは、「書き始めたら書き終わるまでパソコンの前を離れない」ことらしいです。何言ってんだ? 年始からいきなり宣伝なのですが、明日(1/6 12:00〜)武蔵野デーリークラフトミルクスタンド(吉祥寺)にて「新春チャイ祭り」に参加します。初売りとし

チャイに適した牛乳はどれなのか?牛乳の専門家と一緒に飲み比べ実験してみた

チャイはお好きか。冬になりギーが固まり始めたが、最近はまた気温が下がり、温かいものが飲みたくなったという人も多いのではないだろうか。そんなときこそチャイの出番である。 今回の記事では、吉祥寺にある武蔵野デーリークラフトミルクスタンドの木村さんをご招待し、牛乳の基礎知識をレクチャーしていただきながら、異なる牛乳を使ってチャイを作り、それぞれの特徴を洗い出した上で考察をしてみた。 チャイと言うのは単なるお茶を意味することもあるが、今回はインドを起源とするスパイスミルクティーと

休むためのチャイ。北加賀屋のチャイ屋"Talk with _"では、世界に一つだけのチャイを作るワークショップを受けられる

造船場跡地で有名な大阪・北加賀屋にあるチャイ屋「Talk with _」。ギフト用チャイの製造工場とカフェを兼ねた当店舗では、アバター講師がリモートで指導をしてくれ、オリジナルのチャイを作るワークショップを受講することができる。 運営は一般社団法人ニモアルカモ。イチがあるならニもあるかも…。というのが名前の由来だという。実際に訪れ、ワークショップを体験してきた。 チャイで働き方の課題を解決するTalk with_は、元々キャリアコンサルタントとして就労支援をしながら副業で

壊すための素焼きチャイカップを焼いてきた:カレー哲学の視点(22/02/19〜22/02/25)

いつも踏み外さないように歩いていたって、あらゆるところに沼がある。 壊すためのチャイカップを焼いてきたレポ土の香りのするうつわ チャイカップを割るためにはまずは作るところから始めなければならないので、熱海の窯に行ってきた。 ヒンドゥー教の聖地であるインドのバラナシや、東インドコルカタでは素焼きのクルハルという器を使ってチャイが飲まれていることがある。いまはプラスチックや紙のカップで代替されてしまったが、素焼きの器は土の香りが付与されるうえに唇へのあたりもよくなるのだ。