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公式マガジン『東京マサラ部、インドをつくる』

インドに行けない僕らが東京にインドを作り上げるまでの挑戦の記録。 カレーは手段ではなく、常に目的である。カレーを作り、カレーを食べ、カレーについて考え続ける。都内某所に存在する…
・カレーシェアハウスのヒト、コミュニティ、家についてクローズドで配信します。 ・東京マサラ部室の活…
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#ダルバート

随時更新:『東京マサラ部、インドを作る』のガイドブック [index]

旅に出られない僕たちが東京にインドを作るために始めたカレーシェアハウス東京マサラ部室ですが、早いもので設立より半年が経過しました。まだまだインドは完成していませんが、少しずつカレープレイヤーの集まる場として機能し始めています。数字で言えば、いままでに500を超えるカレーが作られ、来客述べ人数は100人を超えました。 カレーシェアハウスで生み出されたカレー、遊びに来てくれた人、カレーの基礎研究レポートについて発信するカレーシェアハウス公式マガジン『東京マサラ部、インドを作る』

「貧乏ダルバート」と「金持ちダルバート」の食べ比べ。品数が多い方が満足度は高いのだろうか。

今回はマサラ部室でやっていることの紹介も兼ねて、レストランのダルバートと安食堂のダルバートを作った時のことを書いてみる。 ダルバートは品数が多い方が満足度が高いのだろうか?ネパール料理といえばダルバート。東京マサラ部室では毎月テーマを変えながらインド亜大陸料理研究をしており、2023年一月はネパール料理研究としてダルバートばっかり作って食べていた。 中でも特に参考にさせていただいていたのがこの本。世田谷でOLD NEPAL TOKYOを営む本田さんの『ダルバートとネパール

ホームパーティーでダルバートをばら撒いてきた

ネオンサインのサブカルホイホイのお店が最近増えてる。 話の流れでなぜか知り合いのパーティでカレーを作ることになり、ダルバートを10人前作ってばら撒いてきた。(呼ばれたらどこにでもホイホイカレーを作りに行きますので呼んで下さい。) 近頃カレーの人とカレーを通して遊ぶということしかしてなかったので、世界が狭くなってコミュニティが濃く煮詰まってしまう感覚がある。普段全然カレーを食べたりしない人たちの中に定期的に混ざって交流してみるというのは換気という意味で大事なことだ。 会場

ダルバート田嶋さんにネパールの話を聴く

この2月から、メンバーシップ「東京マサラ部オンライン」は初月無料になります。週に1回以上のコラム更新(実質は毎日)+オンライン活動+不定期の有料noteが読み放題になります。お試しください。 ダルバート田嶋さんにネパールの話を聴くダルバートに取り憑かれ、東京ダルバートマップを作成して公開しているダルバート田嶋さんが昨年末に念願のネパール・カトマンドゥ現地へ行かれていたということで、マサラ部室にご招待して旅のお話を伺いました。 東京ダルバートマップとは東京近郊のダルバートを

根津CHANGRYAと信心深さ

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七草ダルバートを作る会

春の七草中での大根とカブのステルス紛れ込み感は異常 ダルバートを作る会ネパール月間のスタートダッシュということで、ダルバートをとりあえず作ってみる会が開催された。そろそろ正月気分も抜け、1月7日は七草粥を食べる日なので安直に七草をサーグ(葉っぱの炒め物)にでもしてダルバートの一角に乗せようかと思っていた。(結局やらなかったけど) とにかく全体を素朴で家庭的な方向に振っていたので、野暮ったい作り方をするレシピばかりを集めて、数人で一緒にダルバートを作った。頭の中にぼんやりと

パ・ヴィレッジでシメのダルバート

カレーに利用されて繁殖している人間たちもまた繁殖しているのだ。 繁殖しているアムールのギーが切れた。ネパールのギーを買ってみたがインドのギーと比べてかなり乳臭い。やはりネパール料理はインド料理と違う。何が違うかというと、スパイスも違うし、作り方も違う。ネパール料理は美味しいけど派手なおいしさはあまりない。ただお米が進む料理なので、ご飯をたくさん食べたい人や家庭的な女がタイプの俺ならきっと一目惚れ、である。 以前ターメリック同士で比較したことがあるがインド産よりもネパール産

ネパールでよく使われるダルの解説とタカリの黒いダール「カロダル」の美味しい作り方

ダールは味噌汁ダールって本当美味しいですよね。カレー哲学者は清貧な食事を好むので、暇さえあればすぐにダールを煮ます。 「ダール」というのはインドやネパールでよく食べられているひきわり豆のことですが、そのダールが使われている料理自体もダールと呼ばれます。語源は「分けること」という意味のサンスクリットのダラ("दल dala")。なので同じ豆でも納豆は”ダル”ではなく、ひきわり納豆は”ダル”です。これは結構大事なことで、豆は煮えるのに時間がかかるので水で戻す必要がなく、火の通り

新年は気持ちを新たにネパール料理研究。ネパールっぽさってなんだろう。

自分の出身である長野県の風景とネパールの風景が似ていることもあってネパールには勝手に親近感を覚えているが、ネパール人もどうやらそうらしい。日本で最初にネパール料理店ができたのは長野県なんだって。 山の高さが倍くらい違うけど酷似している。 2023年1月からは一度インドを離れ、気分を新たにネパール料理研究をしていきます。ネパール料理はマサラ部室ができた直後の2020年11月くらいに作りまくっていたけど、2回目なのでどのくらい解像度を上げていけるか楽しみです。 ネパール料理