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公式マガジン『東京マサラ部、インドをつくる』

インドに行けない僕らが東京にインドを作り上げるまでの挑戦の記録。 カレーは手段ではなく、常に目的である。カレーを作り、カレーを食べ、カレーについて考え続ける。都内某所に存在する…
・カレーシェアハウスのヒト、コミュニティ、家についてクローズドで配信します。 ・東京マサラ部室の活…
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2023年10月の記事一覧

カレーは神々の糧か。カレーとトリップ【検閲前完全版】

某店のカレーを摂取した人から、トリップ症状を体験したという報告が相次いでいる。 ある人はそのカレーを食べた数十分後に耳が遠くなり、目の前が霞み、身体感覚が変容し、手足がどこまでも延々と伸びていくような感覚に陥ったという。そのあと短時間で元に戻ったものの、その症状はある種のインドール系幻覚剤を摂取した際の意識変容、いわゆる"トリップ体験"と酷似している。 本稿では、物理的な旅と対比される精神的なトリップを引き起こす、「カレー」のドラッグ的な側面について考察していく。 ドラ

インド人ママにおそわるマハラシュートラ料理会 #カレーだいしゅき手記

プネー出身のインド人友達のお母さんから、西インドマハラシュートラの料理を教わった。コロナ前にインドに行った時には友達抜きで実家にお邪魔し、家庭料理を教えてもらった思い出がある。そのときはSambarの起源と言われている酸味の効いた豆料理Amtiなどを教わった。 今回はナヴァラートリーというインドのお祭りがあり、お母さんは9日間の断食の最中。果物やサブダナ(タピオカ)くらいしか食べられるものがなかったにも関わらずわざわざ遠くから材料を準備してきてくれて、時間をかけて料理を作っ

『「エリックサウス」稲田俊輔さんのレシピのつくりかた』イベントに参加してきた #noteクリエイターフェス

会場参加権が抽選で当たり、せっかくなので参加してきた。会場は新しいnote placeで、四谷から徒歩3分くらいのWeWorkの中。どうでもいいけどWeWorkって「イワーク」っぽく発音してしまうな。前のnote placeはイベントので行ったことがあったのだが新しい場所は初めて。キッチンスペースはなくなり、自分がやったのが飲食のイベントとしては最後だったらしい。 対談はスープ作家の有賀さん。9割くらいは稲田さんが喋っていたが、面白い内容だったので聞いていて75分があっとい

マサランド戸越vol.ゼロで提供したイチジクとチキンのカレーのレシピ公開

先日KOKUYO THE CAMPUS FLATSで開催した「マサランド戸越 Vol.ZERO」でパールシー料理を元ネタにしたフルーティーなチキンカレーを提供しました。元ネタはSalli Murghiという料理で、salliというのはマッチ棒くらい細長く切って揚げたジャガイモのことで、もともと付け合わせで一緒に食べていたものをのっけてしまえとなったのがルーツ。この料理はパールシーの中で新年やイベントの際に提供されることもあり、新しい催しごとの始まりにちょうどいいなと思った。

東京マサラ部主催バキバキビリヤニバトル2023を開催。テーマは 「秋を感じるビリヤニ」

東京マサラ部主催、第3回目バキバキビリヤニバトルを開催しました。4種類の炊き手のハイレベルなビリヤニが集まりました。 昨今のビリヤニ人気は目を見張るものがあります。 自分自身もよくビリヤニを炊いて人に食べさせたりしていますが、でかいビリヤニを炊くのは単純に面白いですよね。たまに食べるビリヤニは寿司のような特別感があるし、炊き立てはなかなかお店では食べることができないので、ビリヤニはお店よりも自分で作る方が美味しい状態で食べやすい料理ともいえます。 ビリヤニが好きな人々を