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公式マガジン『東京マサラ部、インドをつくる』

インドに行けない僕らが東京にインドを作り上げるまでの挑戦の記録。 カレーは手段ではなく、常に目的である。カレーを作り、カレーを食べ、カレーについて考え続ける。都内某所に存在する…
・カレーシェアハウスのヒト、コミュニティ、家についてクローズドで配信します。 ・東京マサラ部室の活…
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2023年5月の記事一覧

インドにしかない独自の中華料理「Indian Chinese」って何だ?1ヶ月間調べて食べ歩いて、作ってみた記録【レシピあり】

インドには独自発展しインド化した中華料理があり、Indian Chinese(インド中華)と呼ばれている。全土を通して人気メニューレストランや屋台で頻繁に見かけるので、インド料理を食べることに疲れた旅人が救われたという話をよく聞く。 自分自身、インドに長期滞在した時にたまに食べていたのがFried RiceやHakka Noodleという屋台料理で、普通に想像する範囲内のチャーハンや塩焼きそばのようなもの。インドらしく基本的にベジタリアン対応である。春巻きっぽいのは肉は入っ

高円寺はなぜ「日本のインド」と呼ばれているのか。大江カレーさんに聞いてみた #高円寺印度化計画

高円寺はなぜ「日本のインド」と呼ばれているのか。「高円寺×インド×カレー」をキーワードにしつつつながりの深い人のところを辿りながら、高円寺をもっとインドにするにはどうしたらよいのか考えていく。 今回は高円寺で人気のカレー店である「大江カレー」さんに、なぜ高円寺でカレー店を開業したのか、またどのような考えで日々のカレー作りに向き合っているのかを聞いてきた。 大江カレーはJR高円寺駅から南口へ数分歩いたところ、古着屋が多いエリアに位置している。赤レンガ風の趣のある建物で、カウ

ほうれん草のうまみがダイレクトに響く、具なし濃厚パンジャーブサーグ【レシピ】

今回はインド北西部パンジャーブ州で食べてきた「サルソン・ダ・サーグ」という料理を元ネタに、日本で入手しやすい材料で代用したレシピ。本来サルソン・ダ・サーグは冬の名物で、良質なマスタードオイルを作るために畑から間引いたカラシナを美味しく食べるための料理。 具材が入らないが、"青菜のハリーム"とでもいうくらい濃厚で食べ応えがあり、ニンニク・唐辛子・ギーの濃厚な香りが食欲を誘う。ほうれん草を包丁で細かく刻んで使ってもいいのだが、ブレンダーでペースト状にすることで口当たりがなめらか

¥330

インドカレー伝より「ヴィンダルーの歴史」の読書会を開催します。【東京マサラ部オンライン内にて。前編5/30(火)20:30〜、後編6/6(火)20:30〜】

東京マサラ部の活動として、『インドカレー伝』と『Indian Food:A Historical Companion』というインド料理に関する書籍の読書会の場を定期的に設定していきます。 まず第一回は『インドカレー伝』第3章から「ヴィンダルー:ポルトガル人と唐辛子」を取り上げます。15世紀にポルトガル人がインドにやってきて唐辛子を含む新大陸の野菜や果物、唐辛子が加わったことでインド料理はどう変化していったのか。日本ではポークビンダルーがやたらと有名ですが、ゴア料理はインドの

「動かないインド旅」をnote placeで開催しました【イベントレポ】

note placeで「動かないインド旅」イベントを実施しました! 今回はnoteクリエイター支援プログラムの一環としてnote placeを貸し出していただき、ありがたき幸せです。noteディレクターの平野さん、おせわになりました。 外苑前という好立地、白基調で統一された綺麗な内装、天井はぶち抜き。普段小汚いところにいる自分には入るのも躊躇するくらいキレイな場所でした。オフィス移転に伴いnote place自体がなくなってしまうということで、キッチンスペースを使うのはも

5月の #カレーだいしゅき手記

カレーを食べた記録、作った記録、読んだ記録、考えた記録などのカレー関連のログを一元化して残していく試みです。 同じ月内はこの記事を何度も更新し、上の方へ新たに追記する形で書いていきます。更新するたびに過去の日記は限定パートの方へ流れ、常に最新の日記が見られるようになっています。 頻繁に更新していきますが、気まぐれで通知を出します。東京マサラ部オンラインに加入すると通知が得られ、全文が読めます。 5月更新した記事 2023.5.30 2:50 BAR人間失格・知らないか

¥500

【レシピ】Home Style Dal Makhani/ダールマッカニー(家庭的な女がタイプの俺一目惚れver.)

パンジャーブの家庭的なダールマッカニーのレシピ。食べごたえのある濃厚な豆とバターがリッチな味を作り出し、レストランなどでも定番のダールマッカニー。 今回はパンジャーブの家庭で実際に食べたものをベースにし、3種類の豆と生姜を使って、あっさりとしつつも満足度の高い食べ応えのある仕上がりのレシピにまとめた。クリームは使わない。 「ダールマッカニーDaal Makhani」は直訳するなら「バター入りのダール」なのだが、マッカンはバターというよりも正確にはホワイトバターである。今回

¥330