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公式マガジン『東京マサラ部、インドをつくる』

インドに行けない僕らが東京にインドを作り上げるまでの挑戦の記録。 カレーは手段ではなく、常に目的である。カレーを作り、カレーを食べ、カレーについて考え続ける。都内某所に存在する…
・カレーシェアハウスのヒト、コミュニティ、家についてクローズドで配信します。 ・東京マサラ部室の活…
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2022年11月の記事一覧

あなたにおすすめのカレーの本13選【2022版】

ギーやココナッツオイルが固まり、イドゥリドーサ生地の発酵が厳しい季節となりましたがみなさまいかがお過ごしだろうか。気温が乱高下する秋もあっという間に通り過ぎ、そろそろ冬の訪れが近い。気温が10度を下回るようであればカレーリーフをそろそろ室内にしまおう。そして熱いカレーを作り、書物に親しもう。 僕は本が好きだ。特に物理的に手元に置いておける紙の本がやはり好きで、Kindleではなく紙の本をついつい購入してしまう。 以前、『2020年のカレー本 独断と偏見による10選』という

カレー哲学の視点:ビリヤニロードの終着点

今やあえて説明するまでもないくらい日本で浸透した感のあるビリヤニ。日本人生来の米好きというのもあるかもしれないが、今やコンビニでも売られているくらいだ。以前セブンイレブンで販売されていた日本米使用ビリヤニは厳密にはビリヤニではないかもしれないが、今またバスマティライス使用ビリヤニが一部地域でこっそり販売されているらしい。 『インドカレー伝』によるとビリヤニが生まれたのは17世紀のデリーである。ムガル皇帝3代目のアクバルは、絵画や叙事詩、音楽などと同じように料理の分野でもペル

カレー哲学の視点:ビリヤニの過剰評価

11月はビリヤニ月間のため毎日のようにビリヤニを食べていますが、ビリヤニを毎日食べるのは結構しんどい。塩と油と炭水化物の塊を食べすぎるとモロに身体に出ます。ビリヤニキビできた。 そういえばとある本にこんな言葉が載っていた。 一体、ウプマに何の恨みがあるというのか。ここには、ウプマは日常料理でありビリヤニは特別な日の料理であるという暗黙の前提がある。ビリヤニはやたら特別扱いされるけど、誰も彼もビリヤニを過剰評価しすぎではないだろうか。 ウプマというのは朝食で食べられるお粥

マドゥライのホームステイで家庭料理を教わってきた!

しばらく旅をしていると外食ばかりになってしまいがちだが、インドにおける外食と家庭料理はかなり差が激しいものである。 ホテルやレストランの料理は塩と油がキツイ傾向があり肉料理が中心になる。ベジ料理もレストランはコッテリ系のものが多く、非日常的経験を得るにはよいのだが毎日食べるのはしんどい。 一方、家庭料理は経済的な理由も大きいが野菜中心で素朴、つくるたびに味が変わったりすることが逆に毎日食べるにはちょうど良い。 チェティナード料理教室のためカライクディのThe Banga

カレー哲学の視点:ニートの練習

「カレー哲学の視点」は不定期で更新する2000字くらいのニュースレターです(ニュースレターなのに)。少しお休みしていましたが再開したいと思います。基本的には金曜日の夜に更新したい。 ニュースや更新記事などを最初に書き、私的な事柄は基本的にマガジン購読者限定パートに書きます。 マサラ部室関連ニュースチェティナードゼミ終了 東京マサラ部室の10月チェティナード料理月間が終了しました。 9月のインド旅行で教わってきたレシピの復習がメイントピックスで、それに沿ってチェティナード

【ビリヤニゼミ参加者専用】情報集約用note

東京マサラ部オンライン「ビリヤニゼミ」参加者専用のnoteです。2022年11月のゼミ開催期間、ここに情報が徐々に集約されていきます。主に日曜の夜に更新します。 11月マサラ部室の大まかな予定です。 キックオフMTGへの参加リンク、オープンチャット参加リンクは、以下購読者用パートにあります。 オープンチャット「東京マサラ部オンライン11月ビリヤニ月間」