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公式マガジン『東京マサラ部、インドをつくる』

インドに行けない僕らが東京にインドを作り上げるまでの挑戦の記録。 カレーは手段ではなく、常に目的である。カレーを作り、カレーを食べ、カレーについて考え続ける。都内某所に存在する…
・カレーシェアハウスのヒト、コミュニティ、家についてクローズドで配信します。 ・東京マサラ部室の活…
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2022年8月の記事一覧

ケーララ州の政府観光局に呼ばれたのでちょっとインド行ってくるわ

インドという国は運に呼ばれたものしか来ることができないと言われた。だが、リアルに呼ばれたのは初めてだ。リゾートツアーなんて今後参加することはそうないと思うので参加することにした。 ツアーは自分1人だったら絶対やらないようなアクティビティが詰め込まれた過密スケジュールで忙しい。Kannulから移動しWaynadというケーララの山の町で筆を執っている。 Kerala Cooking contest 2020に入賞した「インドに呼ばれる」というのはただの比喩だと思っていたが、南

インド式の引っ越し:カレー哲学の視点

亀戸タミルナードゥキッチンで会いましょう:カレー哲学の視点

カレーという概念について考えるとき、僕はいつも東京という都市のことを考える。カレーという概念は遠くから眺めているだけでは漠然としていて、「カレー」と呼ぶしかない代物である。 雑なアナロジーだが、同様に「東京」という街も恐ろしく漠然としている。東京ディズニーランドは実際には千葉にあるし、東京はもはや概念となり物理的なものを飛び越えているのだろう。 かつて長野の山奥に住んでいた時、「東京」も「カレー」も遠くから眺めるしかない、ぼんやりとしたものだった。しかし実際に東京に住んで

カレー目的でしか降りたことのない駅というのがたくさんある:カレー哲学の視点

一橋学園のミルフルクトは夏に効くカレーだった。 カレー目的でしか降りたことのない駅というのがたくさんあるカレー目的でしか降りたことのない駅というのがたくさんある。一橋学園もその一つで、西部鉄道多摩湖線という路線にある普段全く縁のない駅である。カレーがなかったら降りることはなかっただろう。 前から行きたいお店リストには入っていたのだが、たまたま大江カレーさんのツイートでおすすめされていたことがトリガーとなった。基本的に生きるのはめんどくさいのでそれが行くためのいいきっかけと